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カフェレーサーを考える 4

カフェレーサーと言いながらも、オイラはどうしてもハーレーを通して見てしまいますが、
これはご容赦願いたく思います(笑。

近頃はカフェベースとして、スポーツスターを考える方も多いように見受けますが(実際にやるかやらない
かは別問題ですが)、車体としてはやりやすいと思います。
フレーム状態にしたスポーツスターは、全く極普通の排気量のワリにはコンパクトなバイクにしか見えず、
アメリカン的な特徴はせいぜいリアの16inホイールくらいのものでしょう。
もっともこのモデルは、過去にリア18inだったこともあり、モデルとしては最初からカフェレーサーと
名乗ったCRや、本当のレーサーレプリカ(BOTT用にホモロゲ生産)だったXR1000が存在しますから、
素性としては間違いないでしょう。

実際にレーサーとしてドラッグやダート、そしてBOTTに活躍した過去もあるので、そのようなスタイル的
要素も十分考えられます。
しかしおおむねカフェレーサーのモデルの多くは、ビンテージレーサー、それもユーロレーサーに
範を求めることがおいのですが、ビンテージユーロサイクルの世界にも多くの縦置きVツインが
存在しますから、違和感はありませんね。

もっともこの車体に比して、馬鹿でかいエンジンを積んだバイクをどうコンパクトのまとめるかは
センスが求められるでしょう。
一歩間違うとチョッパーとの中庸になってしまいがちですが、まあその辺は自由なところなので、
カッコよければ狙ってもいいでしょうね。
現にカフェと言われるCRですが、その原型はトラッカーのXR750ですから、アメリカンレーサーを
念頭に置くのは至極自然なことだと思います。

それでもあえてユーロ風にデザインしようとすれば、専用パーツは皆無に等しいでしょうが、
SR用などはマウントベースやサブフレームを製作すれば、きっちり確実にマウント可能でしょうから、
この辺での熟考は決して無駄にならないでしょう。
またスポーツスターの場合、フレーム上でのシッティングポジションが、年々歳々、モデルによって
低い位置に変更されてきましたから、サブフレームなどを組んでシートを上げることによって、
タンクとのラインをきれいにそろえた方が、無用に尻下がりになることなくなるでしょうし、
戻すことを考えなければ、後期以降のフェンダーステーは、カットした方がスッキリしますから、
その辺も考えたシートサブフレームの製作をした方が良いですね。

これについては、きっと製作者のダークホースさんも気づいてませんが、オイラのCRJのシートカウルは
リアの尻尾を溶接しなければ、抜群の汎用シートベースとして活用できるのではと考えています。

さてではタンクを考えずにバックステップクリップオンの前傾ポジションに変えて、かつそこそこのシート
高を与えて跨ったらどうでしょうか?。
普通の883に乗ってるポジションとは明らかに加重する位置が変化します。
通常の883は体重=シッティングポジションの荷重となるため、リアサスのダンパー不足が気になります。
しかしこれが前傾だと加重ポジションが前に逃げると感覚として丁度良く感じます。
実際にこれはうちのCRJで起こったことですが、セット的には何も変化させていないのに、
乗る位置に、そして実際の加重位置の変化によって感じる違いでしょう。

フロントでは逆なことが起こるでしょう。
オイラはノーマル位置の場合、荷重移動が少ないポジションですから、フロントはある程度のダンパーが
効けば、柔らかいままのほうが追従性が良いので良しとします。
元が4速のCRJでは、ブレーキングの比重はノーマルと同じリア重視ですから、そのままのセットでも
さほど問題になりませんが、最近の効きの良いFブレーキまたは社外のシステムなどに変更した場合、
ダンパー、バネレート共に不足気味になりますから、適切なセッティングが必要と考えます。
加重位置が前よりに変わることにより、制動時の荷重の移動も大きく感じられますから、
この辺は注意が必要でしょうね。
でもまあその辺はハーレーですから、多くの社外パーツとセッティングを駆使すれば。それほど問題では
ないでしょう。
またこれは体格差などライダーの個体差にも左右されますから、全く逆な結果もあるかもしれません。

運動の仕方はノーマルと変わらないCRJですが、加重の仕方、ポイント、姿勢の変化による動きに対する
感じ方の違いなど、乗り手として捉える情報の違いに、最初は少々戸惑いましたが、
その違いを把握してしまえば、ノーマル状態と何も変わってないことに気づきます。

基本ノーマルを踏襲する上で、その違いを明確化しなければならないとは思いませんでしたが、
この辺は乗りこなす楽しみとして、楽しんでしまえば楽しく操作ができると思います。

外見のデザインの変更は、大きな違いとして存在しますが、それ自体が車体に与える影響は、
大きくありませんが、それによるポジションの変化は、大きな変化を感じさせるものですから、
極端な場合は全く違うバイクに乗るような感覚を覚える場合もあるでしょう。
その場合は冷静に、ひとつづつの変化を把握していけば、ノーマル状態に乗っていたような感覚に
直ぐ戻れると思います。

変化した部分と変化させなったフィーリングは、必ずも一致しませんから、その辺は少し時間をとって
状況の把握に努めれば、楽しい時間は直ぐに戻ってくるでしょう。

今年の関スポで乗せてもらったなべやんさんのラバーCRですが、リア18inにフロントブレンボW、
バックステップ、ローライズバーながら、実に素直で極低速での軽さや癖のなさ、スムーズな吹けなど
元も素性の良さを感じました。

このように素性のよさを生かしながら、自分の気にいった外見が与えられれば、気軽に長く乗れる
ように思います。
昔、箱根などでよく見かけた900SS乗りのじいさんたちは、最後には腰を伸ばして叩いてましたから、
気軽さを取るか、かっこよさを取るかですが(笑、オイラはカフェレーサーでタバコ屋にも行きたいと思うので、
できれば、気軽さも加味した方が良いように思います。

自分の気に入ったバイクに、気軽に乗れることが、長く乗るための要素ではないでしょうかね?。
意地でカッコよく乗るのもよし、気軽にスマートに乗るのもよし、自分が最も望むものを妥協しないで
望む方が後悔はないですね。

オイラのCRJはリア16、ステップノーマルのままですが、ブラックレインレプリカを目指したCRJは
これで完成なのです(笑。

本当はスーパーバーにしなければいけないのですが、カウルをカッコよく下げてしまったら、
ドラッグバー以外着かなくなりました(笑。
# by jyai883 | 2010-06-20 13:35

カフェレーサーを考える 3

では実際に自分の理想のカスタムを作り上げて、それをどう持続的に所有するかについて
考えて見ましょう。

オイラはCRJ製作にあたり、ノーマルに戻すことを全く考慮しなかったので、最初から継続車検の
際は、構造変更するつもりでした。

つまりビキニカウル、シートカウル装着による全長、高さの変化、ハンドル交換による幅の変化、
乗車定員の変更など記載事項に関する変更があり、おもに外装で機能部品やエンジンでは
ありませんから、改造申請しなくても済むし、今は比較的構造変更しやすく、公認されてしまえば
大手を振って走れますから、このようにしたわけです。

ただし、構造変更をする場合、新たにそこからの公認車検の取得になりますから、継続ギリギリでの
車検取得を目指した方が、無駄にならないのでいいでしょうね。

オイラは行きつけのバイク屋にて車検をお願いしましたが、変更箇所分料金は払いました。
また車検場持込になりますし、変更数値は実測値に変更されます。
車検場では、カウルの取り外しなども要求されたり(光軸検査の際にいわれたらしいです)、
灯火類の検査もありますから、しっかりしたカスタムが必要ですね。

車検証は検査日からの2年車検になりますが、自動車税は払い戻されませんから、やはり車検が
多く残っているのでしたら、ギリギリまで待った方が経済的です。
エンジンの排気量変更や、サスペンションの機能そのものの変更など、数値的なものではなく、
機能そのものに変更がある場合は、改造申請となり、強度計算書や仕様書類の提出を
求められますから、こちらなどは、慣れた業者に頼む方が確実ですし、提出書類もかなり多くなるので
大変です。

ある意味バイクを1台作ってしまうわけですから、手間隙がかかりますが、もし自分の求める
本当の1台が合法的に手元に置けるのですから、こんな嬉しいことはないですね。

一番いいのはこのような改造、カスタムについてガイドラインブックが公に、また簡易に説明されて
存在すればよいのですが、中々そのようなものはありません。
以前はハーレーのパーツカタログの中に、そのようなカスタム対するガイドラインの説明記載が
ありましたが(現在は不明)、これなどは中々細かく、ヘッドやサスペンションの交換などにも
踏み込んで記載されているので、中々参考になります。

正直カスタムは自由ですが、それを公道で乗るとなると法律が絡んできますから、
できる限りこれは遵守して、自分の欲しかったバイクに堂々と乗れるようにするのが、
気分的にも合法的にも良いとオイラは考えます。
# by jyai883 | 2010-06-19 10:03

カフェレーサーを考える 2

実際にカフェレーサーを作る上では、やはり元になるバイクの素性も大切だと思いますね。

CRJをでっち上げていく時に思ったのですが、出来れば元の883の特性はあまり変えたくないと
正直思いました。
いきなりこのスタイルのバイクが欲しいと思って、最初からカフェスタイルのバイクを求めてしまえば
関係ないのでしょうが、大体においてそのバイクが欲しく買ってから、そろそろいじろうかと思う
場合が多いと思いますが、それが乗りやすい特性なら出来ればあまり変えたくないと思うのが
心情だと思います。
でもそろそろ刺激的な外見が欲しいと思えば、その辺の折り合いは大事なポイントと言えるでしょう。

うちのCRJなども実際の変更は外装だけですが、ドラッグバーと変化したシート高により、
ライダーの重心が前進したため、それまでつけていたリアサスのコニの硬さが気になり始め
純正サスに戻してしまいましたが、コレなどはスタイルから来る予期しなかった変化でしたね。

外装の変化、特にシート、ハンドル、ステップの位置関係の変化は、直接重心の変化に
結びつきますから、出来れば、よく元になるモデルの操作性などを記憶していた方がよいでしょう。
重心の変化は、意外とサスペンションフィールに大きく影響を与えます。

フロントにカウルをつけるときも考慮が必要でしょうね。
カウルの恩恵は、高速走行において絶大ですが、直接マウントするビキニカウルなどは、
ハンドリングにも影響が出ますから、しっかりしたマウント方法を選択し、重量的にも考えるべきでしょう。
特に大型のものは、結構影響がありますから、ハンドリングの重さなどにも影響があるので、
その場合はカッコいいクリップオンよりは、低めのバーハンドルの方が、選択肢として有効に思います。
またフレーム固定のロケットカウルの場合は、サブステーの制作も含めよりしっかりした固定方法を
選択しないと、直接重心に影響がでますから、考慮すべきでしょうね。

タンクシートは市販品、ワンオフも含め、好みのものを選択するでしょうが、多くの場合は専用品が
ある場合の方が少ないと思いますが、取り付けは確実な方法が選択されるべきです。
昔は昔ですが、今は比較的簡単に車検が取れる時代になりましたから、その辺はしっかりして
欲しかったバイクに、長く乗れる幸せを考えるべきでしょうね。

世の中に本当に乗りたいバイクに乗ってる人って、どれくらいいるんでしょうね?。
その中で本当に手に入れようと、様々な手法でアプローチする人が少なからずいます。
正直CRJを作るまで、スタイルデザイン的なカスタムはバカにしていたのですが、
これって最高速チャレンジに匹敵するくらいのうれしさがありますね(笑。

それが目の前にあり、それが自分のものであり、いつでも乗って触れられる喜びは、
思いのほか大きい事を思い知ったオイラでした(笑。
# by jyai883 | 2010-06-18 11:59

カフェレーサーを考える1

今更カフェレーサーとは何ぞや?なんて定義の考察をやってもつまりませんが、
ある意味車種を選ばないカスタムとしてチョッパーと双璧をなすと思います。
どちらも発想は自由ですが、その方向性は全くと言っていいほど違いますね。
どちらに合っているのかって、車種的適合性はありますが、大抵の場合どんな車種でも、
どちらのカスタムにもすることができる自由度の高さがあります。

チョッパーはどちらかと言えば高く、長くなる方向にデザイン性を見出しますが、
カフェレーサーは低く、短くなる方向に集約させるようにオイラは思います。

またチョッパーの方向性としては余分なものをそぎ落としていきますが、
カフェレーサーは多くを置き換えるか、増設することで違うスタイルに
変化させる手法を使うのは、フルドレスの要らない装備を外しまくって始まったチョッパーと、
実用車をレーサーのように変化させて始まったカフェレーサーの、生い立ちの違いかもしれません。

さてでは、今現在という視点でカフェレーサーを見てみましょう。

イギリスに端を発すると言われるこのカスタムスタイルですが、
もともとその頃のバイクは、現在に比べればはるかに実用用途が高いのもので、
当然スタイルもそのようなもので、なければならなかったと思います。
逆に現在は、よりレーシーなスタイルの物の方多いので、カスタムベースは限定されてしまうでしょうね。

しかしやろうと思えば何でもできますが、多くの場合デザイン的範をクラシックレーサーに求めるので、
やはりそのような構成のフレームを持つものの方が、それらしくはできると思います。
これに関してエンジンの気筒数は関係ありませんし、スタイル的デザインは自由と言う無法地帯ですから、
センスは問われるのではないでしょうか?(笑。

またこれからは合法性というのも、ひとつのポイントになってくると思います。
スタイル的にはある程度自由になってきたバイクですが、逆に環境規制でエンジン関係に規制が掛かり、
騒音、排気ガスに関しては、より難しい状況になりつつあります。

しかしカフェレーサーカスタムの多くを占める外装的変化の部分は、しっかりしたパーツ選択と、
取り付けがなされれば、現在は構造変更もやりやすく公認車検もとれますから、
以前よりは合法的にできるようになったといえます。

唯一マフラーに関しては、今後の規制を踏まえたスタイリッシュなものの発売も望まれますが、
規制の行方も定かではありませんから、現在ではできるだけ合法的なものを選択せざるを得ないと思います。
折角気分よく走っていても、ギフト券をもらってしまってはぶち壊しですし、
走ること自体に懸念があっては、楽しくもなんともないですから、その辺は、避けて通りたいとオイラは考えます。

SRなどのように、非常に多くのカスタムパーツを持つ車体もありますし、
同時に汎用性の高い部分のパーツも今はたくさんありますから、外装だけを考えれば、
今は非常にやりやすい環境にあるといえますし、流れとして、
今まででは考えられなかった車種への波及もありますから、
今はいいチャンスなのかもしれません。

どうしてもカフェスタイルというと、バックステップ、セパハンにビキニかロケットのハーフカウルを思い浮かべます。
もともとのデザイン的ルーツが、ノスタルジックレーサーですし、それがまたカッコイイのですから、
それに近いスタイルを選択します。
一見決まりきったスタイルのように見えますが、たったこれだけしか条件がないわけですから、
様々なスタイルカスタムを生み出す上では、非常に自由度が高いと思いますし、それっぽく見える最低条件とも言えます。

最近はハーレー、BMWの旧タイプ、モトグッチ、パンタのドゥカティなど外車にも普及しつつありますし、
メーカーとしてもノスタルジックなモノへのデザイン変換が見られますから、
車体選択は幅が広がりつつある状況にあると思います。

国産は縮小傾向ですが、まだまだ当たり前にタンク、シート、フェンダーが別な、
当たり前の構成の車体も残されたりしていますから、中古も含め選択の余地はあると思います。
特に4気筒などは、CB1100の登場もあり、今まで普通のバイクとしか認識されなかったバイクなども、
当然ベースとして考えられますから、逆に今は選択の幅が広がっていくような気がしますね。

多くのバイクユーザーは、一見大規模に見えるこのようなカスタムはあまりやらないように見えますが、
逆に昔からこのような希望を持つユーザーも、ある一定の割合で確実に存在しているわけですから、
合法性やそれに関するデータや情報がより発信されれば、やってみたい潜在的ニーズを掘り起こすことになると思いますし、
それに対する車体も動きを見せる思いますから、バイク業界にとっても、
違った方向性を見出していけるようにオイラは思います。
# by jyai883 | 2010-06-17 10:20

今日も雨・・・だった

朝の7時前、すごい雨音に気づきおいおいと思っていたら、お天道様も見える蒸し暑い東京地方です(笑。
昨日は仕事内容も良く聞かずに、紹介されていったら、電鉄夜勤もある橋梁鳶の仕事だったので
体力的にまだ不安もあり、そもそも事の発端であろう夜勤が続く仕事はまだ無理だろうと言うことで、
断念しました。
また同じ事を繰り返しても、しょうがないので地道に就活は続きます。

だんだんうちのブログも何のブログだか解らないようになってきましたが、次回は少しカフェレーサーを
掘り下げて考察してみようと思っています。
元々カスタムなんて、ひどく個人的なものですが、カフェレーサーってジャンルは車種を問わず、
ある一定のユーザーがい続ける不思議なカスタムなので、ちょっと興味があります。
まあドコから考えるかですが、バイクカスタムとして捉える方向性とか合法性とか、
実際に乗っていくカフェはどんなモンがいいのかとか、興味がない人にまったくもってどうなの?的な
ないようになりそうなのですが、ボチボチ書いていきたいと思います。
# by jyai883 | 2010-06-16 11:40