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バイクのエンジンの出力を駆動として後輪に伝える為にいくつかの機構があり、それぞれには
ギアまたはギアとチェーンにより伝達する仕組みが備わっています。 エンジンからクラッチまでを1次駆動系、クラッチからトランスミッションが変速機、ミッションの ドライブギアから後輪を2次駆動系と言います。 それぞれはギアやチェーンでつながりそれぞれの仕組みの中でギアが組み合わさって エンジンの回転を伝えます。 この時エンジンには抵抗がかかりますがこれを軽減してよりまわりやすくするために 小さいギアから大きいギアの組み合わせで伝達され、なるべく軽く回るように作られています。 自転車の変速機をいじるとギアの組み合わせでペダルが軽かったり重かったりします。 同じ事がエンジンに起こるのですが人間と違いエンジンは容赦なくまわろうとしますから なるべく軽くまわる様ギアを組み合わせてやらないと回転があがらなかったり止まったりして 破損につながります。 このためなるべく抵抗が少なくパワーロスの少ないギアが組み合わされます。 例えば1次駆動内でエンジン2回転で伝達先が1回転するようにな組み合わせが 作られこの様な組み合わせを減速比といいます。 更にトランスミッションで減速され2次駆動系でも1次と同じような減速比が設けられます。 これらを全て掛けたモノがオーバーオールギア比といい最終的にエンジンが特定回転 した時の後輪の回転数が求められますが通常エンジンが3~5回転で後輪が1回転します。 一見効率的ではないように見えます、理屈ではエンジン1回転で後輪を1回転させることは可能なのですが、 エンジン出力は回転力なので、速度が出るまで時間がかかってしまったり伝達駆動系での抵抗が大き過ぎて、回転が上がらなかったりします。 これを減速することによって回転数と回転速度を上げてやる事が可能になり抵抗によるロスも減らしてやる事ができます。 したがってエンジンはより効率的に高い出力が可能となります。 レースなどでは走行するサーキットのコース条件を前提に常にそのエンジン出力を使いきれるようにミッションや2次駆動系の減速比を変化させ、求める速度域に回転を合わせたりします。 また一般道でもロングツーリングで回転は上げたくないけどスピードは欲しいと言う時、 スポーツ走行で最高速はいいけど加速力が欲しいと言う時などは2次駆動系で 減速比を変えたりします。 自分が求める走り方によって2次駆動の減速比を変える事も可能なのです。 ノーマルのギア比より大きい物をローギアド、小さい物をハイギアドとすると 同一回転数でより速度があがるのはハイギアドの方ですし、同一速度でより回転が上がるのはローギアドのほうです。 ハイギアドの方は一定回転でより速度を上げることができますが抵抗も大きくなるため 加速が落ちたりします。 ローギアドの方は加速は早くなりますが頭打ちが早くなることもあります。 この場合、ようは自分が欲しい回転域はドコなのかの選択が必要になります。 ただし条件によってはより以上速度が欲しい場合ローギアドにした方が回転があがり 結果最終速度が上がる場合もありますがこれはエンジンの出力回転数と相談と言う事になります。 この様に駆動系内のギア比の組み合わせはより効率的に出力を伝達できるように 可能なかぎり抵抗とロスを減らす工夫がされています。 ▲
by jyai883
| 2005-02-26 11:31
まあ、そう言う事なのですが、これはつまりバッテリー点火と言う事です。
現在の多くのバイクはバッテリー点火つまりコイルの1次側に流れる電流を 安定供給する為にバッテリーの電流を直接使います。 つまりバッテリーの電圧が下がっているとこのコイルに流れる電流が不安定に なる為点火も困難になるからです。 点火コイルに流れる電流をバッテリーに頼らないフラマグやダイナモ点火は 取りあえずエンジンが回せれば点火はされるので始動することができますが 現在のハーレーでは押し掛けしても無駄と言う事になります。 え~ウチのバイク押し掛けでかかったよって言う方もいるでしょう。 それはバッテリーの電圧が点火できる電圧12V以上あると言うことですが セルを始動できる電圧12.5V以上なかったと言うことです。 つまり今のバイク特にセルの消費電圧の高いハーレーではバッテリーが ダメになると絶対エンジンは始動しない事になります。 神様にお祈りしてもだめですから、あきらめてバッテリーを買いにいきましょう。 今の純正のバッテリーは元々スノーモービル用で振動にも強くチャンと使えば 5年くらいは平気でもつので安い物です。 以前の液バッテリーはきっちり二年で死にくさりましたが(笑。 電圧チェックはマメにしておいても損はありませんから、皆さん気を付けましょう。 ▲
by jyai883
| 2005-02-25 11:56
![]() おいら達が乗り始めた頃のように欲しくても入らない、入れたくても輸入のしかたがわからないなんてこともないみたいで、良い時代になりました。 ただしパーツの装着に関してはおいら達の頃の常識がそのままの様で、おいら達はアメリカ製 パーツに関しては「スリップオン」と書かれてる場合でも「つくよ~」って程度のニュアンスだと 思っているし、「要加工、要溶接、要サイズ合わせ、要すり合わせ等」の作業は普通にあると 思いますが、やはり最近乗り始めた方々は戸惑うところでしょう。 基本的に専用と書かれていても「これでも付くよ」って程のニュアンスなので余程の専用パーツ でもない限り(スポの4カムギアとか、883のピストンとか、等)何にでも流用可能だったり、共通 部品だったりします。 ある意味ドコかで妥協が必要だったりもっと調べなくてはならなかったりします。 特に設定のあるものサスとかホイールとかは良く調べなければなりません。 例えば同じ12.5インチのリアサスがあってビッグツイン用とスポ用があるとします。 かたやオーバー300kg、こなた240kgの車重に対し当然スプリングの設定荷重が違います。 車重が人間1人分違うわけですから当然動き方も違うわけで硬すぎ柔らか過ぎって事が起こります。 キャブもスロットルのタイコの位置が違ったりもしますし、ジェッティングが違ったりもします。 逆に言えば安くビッグツイン用が手に入ってセッティングが可能だったり、荷物などを大量に 積載する高荷重走行が多かったりする場合は違う選択もできるわけです。 パーツ屋は取り扱いパーツを売っているに過ぎません。 選択するのはオイラ達ユーザーなのでこちらが利口になれば色々な選択で色々な楽しみ方が できるわけです ▲
by jyai883
| 2005-02-24 13:35
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