2005年 03月 24日 ( 1 )

CVキャブのスライドピストンがあがる訳

今日は非常に部分的なことを書いて見ましょう。

CVキャブのメイン系の燃料供給は負圧によりスライドピストンが持ち上げられ、ニードルが上がって
メインボア内にガスが吸い出される事は知られています。
ではなぜ負圧が発生するとスライドピストンは上下するのでしょう。

CVキャブの上部にはサクションチャンバーと呼ばれる膨張室があります。
スライドピストンはここからメインボア内に挿入されています(ま~いやらしい)。
さてスライドピストンの上部にはダイヤフラムと言うゴムのビラビラ(もっといやらしい)が
つけられていて傘状に広がりサクションチャンバーの外周につけられます。

この事によりサクションチャンバーはダイヤフラムを境に上下二つの隔絶した部屋に仕切られることになりダイヤフラム下部は膨張室その物であり、上部はスライドピストンの中空部を通りメインボアとつながります。

さてエンジンが始動してスロットルが開けられ走行が開始されます。
スロットル開度がある一定以上の開度に達し、メインボア内の吸入負圧が一定以上に達するとスライドピストン下部に設けられた小さな穴(バキュームホール)からダイヤフラム上部の部屋の空気が吸い出され負圧化され気圧が下がります。
その時膨張室下部は大気開放されている為大気圧のままなので下部の空気は膨張をはじめ仕切りになっているゴムのダイヤフラムは風船の様に上部に向かって膨らみ始めます。

このゴムが膨らむことによってダイヤフラムが付くスライドピストンは上方に押し上げられニードルが
上がるのです。
メインボア内の吸入負圧はスロットルによりコントロールされ上下するのでその圧力の変化に沿って
サクションチャンバー内の負圧も変化する為スライドピストンは上下可能になりコントロールされています。

昔のCB-FやSUキャブなど初期のCVキャブではダイヤフラムを持たないものもありますが
理屈は同じでスライドピストンその物にシールがつけられ気圧差が出るように作られいます。
このタイプのキャブはガスの供給その物ではなく、空気の流入をコントロールしてガスを供給しているとも言えるでしょう。
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by jyai883 | 2005-03-24 11:29