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トラブル2・5(笑

直接的なトラブルではありませんが、883もファッツも1度ミッションを開けた時があります。

883は3年目くらいから2~3速のシフトアップが時々引っかかるようになり、オイルの交換、
変更、添加剤でも症状が変らなかったの開けてもらいました。

ファッツはシフターの修理後、クラッチを切って空走させるとカラカラ音が出ているため。
修理のクレームではなく、原因を探してもらったのです。

どちらも販売元のディーラーに入れたのですが、正直どちらも原因不明でそのときは
ミッションそのものには視認できるトラブルは発見できませんでした。
結局症状の現出の回数が減ったくらいでした。

そのときは883は対の2、3速ギアを品番変更を受けてた90‘モデルのギアに変更。
ファッツはメインギアやベアリングも点検し、ドックの面取り、ドライブプーリーの変更も
しましたが、多少音が小さくなっただけで変りませんでした。

どちらも決定的なトラブルとして現れていないので、解らなかった例ですね。

結局883はこの7000km走行後にロッカーフォロアが粉砕しましたが、このときの症状が
直接的な原因だったかは不明です。
しかし粉砕したミッションを修理したメカニックの師匠に聞いた話では、4速のミッションには
シフタードラムなど稼動部当たり面にバリなどがある場合があり、当たり面の磨きや面取りで
タッチが変るといわれ、実際に作業後のフィールは激変した事から、ノーマルのまま乗り続けた
ミッションのやシフターは乗り方によって当たりのツキに個体差が出るため、加工しない場合は
前症状として上記のような状態が現出すると考えられますので、似たような症状の方は
気をつけたほうが良いでしょう。

ファッツの場合は、ただバックラッシュ音が気になっただけですが、走行を重ねたことで
音は静かになっていったので問題がありませんでした。
ただ実際距離を出していく中で、常にその状態を観察し、音以外の変化に常に気をつかって
乗っていましたが、特に変化や違和感がなかったため、数回のオイル交換を重ねていくうちに
沈静化しました。
音の変化はトラブルを知る上で重要な要素ですが、トラブルに繋がらない音の存在も
知ることになりました。
組みなおされた部分は、当たりが付くまで実際に色々な音が出ることがありますが、
それが何故するのかは、担当のメカニックに恥ずかしがらずに聞いてみるのも、
よりコミュニケーションを円滑にする上で大事な事だと思います。

どちらのケースもオイラの興味本位の無駄遣いでしたが、どちらもばらした時に連絡を
貰ってバックススペースに入れてもらい、実際直接担当メカニックと話をすることによって
バイクの調子や実際の状況を知る上で大きな経験でした。

普段はメカニックフロントを通した業務連絡でしたが、実際担当者と話し、その人となりや
実際の経験(実際、883の担当はハーレーの経験は少なく、ヨーロッパ車の経験が多い
中堅メカニックでした)、手順の打ち合わせなど、初めてのことも多く良い経験をさせてもらいました。
その後帰ってきた車体は、実際安くない工賃を払っているとはいえ、オイラがやったいい加減な配線やリレーなどのセットはきちっとそろえてやり直され、そのほかにも点検した形跡が
あったことから、やはりプロは違うんだなと感心しましたね。

それ以来頼み込んでプロに実際の作業を見せてもらう、メカニックからすれば邪魔で迷惑な
客となりましたが(笑、お陰でプロフェッショナルな仕事という高い技術を知ることとなり、
素直に工賃を払えるようになりました(笑。

まあオイラは巡り合わせが良かったと思うのですが、自分で手を入れるのもいい事ですが、
本当にプロと呼べる仕事を見せられると、そこにあるマニュアルなどには書いていない
様々な工夫や思索を見られることは、オイラにとっては大変貴重なことでした。
by jyai883 | 2008-08-27 22:30
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