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ついでにフォークオイル

ハーレーのフロントフォークオイルは社内品番でタイプEですが、これは#15にあたります。
国産が通常#10また#5のミックスによる中間番手を狙うのに比べるとかなり硬めです。

オイラ達の4速と初期5速はとても大きなオリフィス径のために、オイル粘度だけでは
ダンピング調整ができきらず、必然量も関係してきますが、ドライ300ccウェット270cc
のマニュアル量に対してオイラはドライ354ccウェット330cc入れています。

この数値はノーマルハガーの数値で、これは90年代まではこの数値で、00‘以降は
ノーマルフォークと同量にされました。
逆にここまではエアロックの心配がないとも言えますが、マニュアルを見ていると
こんな数値の違いも試すと面白いものです。

一時的に#20W-20のオイルでこの量を入れていましたが、やや突っ張るため
現在は量だけを増やし、番手#15かタイプEを入れています。
これは以前は#20だと思っていたタイプEですが実は#15だという事がジョッキーの新井さんのご指摘で解りました。

オイラは良く動く柔らかいフォークは好みですが、ボトム時の腰の無さを嫌い、量を増やして
ボトム時のダンピングを増やす方向です。
更にスポーツ走行やフロントのブレーキの強化が伴えば、縮み減衰の高くしたいところなので
スプリングの変更などを行いますが、これはリアサスも含めた全体のバランスを見ながら行った方が良いでしょう。

以前師匠に余りオイル量を増やせば、当然エアロックの危険性も聞きましたが、
逆にギリギリのところまで入れられれば、エアスプリングの効果も得られるので、
オイラは過不足を感じません。

それより出荷状態から長時間オイル交換をしていない車体は、早々にオイル交換したほうが
良いでしょう。
出荷時のフォークオイルは左右で油量が違い(なぜかシングルブレーキでは左が多い)、
これは硬めのオイルを使用するための初期なじみを早くしたいためかもしれません。
しかしヘタってくるとスコスコに柔らかくなるため、ちょっとヘタったかなと思った時は
オイル交換はフィールの変化に効果的です。

リアの挙動を言われるスポーツスターですが、フロントの追従性も大切だと思いますし、
ブレーキング時などのピッチングも小さく収まるのでフロントのオイル量や番手も大切だと
思います。
by jyai883 | 2008-08-11 22:38
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