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4速883の20年3

今日は連続です。(笑

そしていよいよサスペンションです。
最初4速に乗ったときは面食らいました。
フロントはスコスコ、リアはガチガチ。
ただ硬いリアですが、腰はなくゆれだすと止まらず何時までたってもユラユラしてて
しまりが無い。

90‘当時に発売になったスポーツスターチューニング本は、今見ると間違いの記載も多く、
それが悪いというわけではなく、それだけハーレーの情報が少なく表に出てこなかったと
言う事です。

実際オイラがサスのセッティングを始めるのは92‘ごろだったと思います。
それまでは効かないパッドとエイボンのタイヤでそれほど飛ばすわけではなかったので
問題は無かったのですが、リアのゆれが嫌でイニシャルだけはいっぱいまで掛けていました。

正直問題になり始めたのは、ブレーキパッドにプレミアムを使うようになってからで
当然ブレーキ性能が上がると前後に大きくピッチングするようになり、折角のパッド交換も
使い切れません。
そんなですからコーナーリングも落ち着かないし、どうしたもんかいなと。

ともかくリアサスはもう腰が無く硬いだけなので、コニの7610に交換。
フロントは油量そのままで15番に交換しました。(実はタイプEは15番相当 笑)
それでも初期のオイル量はなぜか左右違いブレーキが付いてない方が少ないので、
適正なオイル量に入れたら少しはマシになりました。

リアはコニのままイニシャルとダンパーをクロスさせて何とかなりましたが
フロントはいぜんダメ、結局4速からレースに出ていた師匠となってくれた某メカニックに
360ccまでは何とか大丈夫、それ以上はエアロックするよと教えてもらい、
その後2インチダウンのハガーが正規で354ccまで入れることから、現在では
ドライで350ccで落ち着いています。
番手は15番、20番も同量入れたことがありますが、オイラは少々突っ張るのが
好みでは無かったので現在はタイプEと同じです。

フロントが適度に柔らかい方が、スポーツスターでは良く仕事をします。
レースのように走る高荷重の状態ではボトムしてしまいますが、普段の使い勝手は
良いと思います。
丁度ヨーロピアンスポーツが前後逆に走っているとオイラは表現しますが、
ブレーキも軸重のバランスもそんな感じで、柔らかいフロントがリアに追従するように
感じるスポーツスターでは、オイラはある程度フロントは良く動いた方が良いと考えます。

フロントのスプリングを変えたり、スライダー内にダンパーを入れたりするチューンもありますが、普段使いするオイラは、あまり必要では無かったですね。
もちろん高荷重な走り、レースやスポーツ走行では必要になるでしょう。

ともかく4速のサスは、よく言えばアメ車的、悪く言えばユラユラで落ち着きが無いと
あまり良い印象ではありませんでした。

しかし後年スポーツスターのサスペンションはどんどん改良され、02‘に乗ったら
別にこのままでもいいジャンって思えるほどになっていました。
フロントの内部も改善されているし、リアサスも外見は同じもののまったく別モンで
高年式なら全く問題ないでしょう。

でもスポーツスターって一つ変えると一つ答えが返ってくる面白さがあります。
何もバイクはしてくれませんが、こっちなりに動いてくれる面白さがあります。
by jyai883 | 2008-03-23 21:24
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