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いよいよGWも終わりです。

っが今年も子守で走れません、なのでPCに向かいます(笑。

プラグの続きを書きましょうかね。

プラグの焼けは諸条件の変化で、同一車種同一番手でも焼けが異なることがあります。
ガスの濃さ、進角の違い、気温によるガスの揮発濃度のちがい、気温そのものによる吸気
温度の違い、湿度、アクセルワークの違い・・・etc。

プラグの焼けはマフラー開口のカーボンの色とともに燃焼室の状態と燃焼の状態を知る上で
重要です。
カーボンの色、碍子や電極の焼け、付着物の有無、碍子表面やリーチ部表面の変質、
などから燃焼や燃焼室の状態から、バルブシートやピストンリングの大体の状態すら
知ることが出来ます。

プラグは点火そのモノをする上で大変重要な部品である共に、大変過酷な条件下で
燃焼室内にさらされるので燃焼室のそのものの状態にあるともいえ、燃焼の状態を
知る上で大変重要な消耗部品です。

具体的には焼けに関しては、碍子上半分は白または多少の色がつくのが正常な状態で
リム部は黒く、リーチ部はクリーンな状態です。

碍子部下半分まで白く、リム部もあまりカーボンの付着がない場合は焼け気味なので
1番手上げるか、燃焼温度を考えセッティングの再考が必要かもしれません。

また碍子が黒または先端のみ白くリム部にも粉状のカーボンが見られ、リーチ部や碍子部に
パウダー上の付着物が見られる場合は、濃いか燃焼温度が低いと判断でき1番下げるか
吸気状態に再考が必要かもしれません。

燃焼条件はオーナーの走行条件によっても変化しますから、直接セッティングに関係しなくても
オーナーの常用する速度域やアクセルワークによっても違いが出るので、自分の走りあった
番手の選択の必要性もあるでしょう。

適切な燃焼の場合上記のプラグ状態のほかにマフラー開口のカーボンにも違いが出てきます。
最も判りやすいスパトラでは、適切な状態ではあまりカーボンは出ず、色は明るい~暗い
こげ茶色をしていてバッフルの付着もあまり多くありませんが色はつきます。

薄いとカーボンは付着せずまたは少なくほとんど着色しないか明るいこげ茶くらいになります。

濃いとまさに黒く、付着物が多く長時間の使用ではバッフル間に堆積物の付着も見られ
パウダー上の黒いカーボンがびっしりつくこともあります。

オイルなどの付着が見られる場合はプラグも同様ですがバルブまたはリングのトラブルを
疑います。

色や付着物は通常の開口があるマフラーでも同様です。

このように普段自分が何気なく走っている状態を知るうえで、マフラー開口部やプラグの状態は
大変重要な判断要素だと言えます。
調子がいいときのこのような状態を覚えていれば、突然のパワーダウンや燃費の悪化、
回転上昇の鈍りなどのときに判断材料として使用できます。
また走り方やアクセルワークそのものの改善に役立てば、オイラの相方のような事故も未然に防げるでしょう。
彼の1200Sはオイラが乗るとスパトラのバッフルにはほとんどカーボンがつかないのに
彼が乗るとなぜか黒いカーボンが堆積しましたね。
それでもプラグの焼けは中速以上では正常でした。

いつだか新車の04‘883を見せてくれた方がいましたが、リアのマフラーからオイル漏れを
発見しました。
本人は判ってないようでしたが、すぐ販売店に持っていくように言ったのですが、事後クレーム
で修理に入ったと聞きました。
これはわかり易すぎる例ですが、普段から自分のバイクを観察することは重要なことです。
長く乗れば乗るほど調子の良し悪しがはっきり現れてくるので、このような日常の観察は
無駄な出費を抑えるうえでも重要でしょう。
by jyai883 | 2006-05-06 19:14
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