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ではでは

4速時代は以前にもさんざん書いたのでサラッと飛ばして、衝撃の5速スポ時代と行きましょう。

1990‘91‘モデルから5速ミッションが採用されたのはご存知のとおりです。
ところがギアを1枚増やすだけの5速ミッションですが、採用するにあたりショベルと6割程度の
共通部品を持っていた4速エンジンと違いミッションの強度や容量の向上も狙って、ギア1枚分の幅以上の全面変更が行われ、4速からの使用部品は、ピストン、シリンダー、コンロッド、ロッカーカバーくらいのもので、ほぼモデルチェンジと言うくらい大きく変更されました。

ヘッドブリーザーの採用、オルタネータの移設、ケースやカバーは新造され、1部のモデルに
スポとしてはじめてベルトを採用しました。
ぱっと見は90‘モデルの4速車と区別がつかないのですが、91‘92‘のモデルはエンジンを
かけるとそれまでの4速とは全く違う野太い排気音がしたのを覚えています。
全体にメインジェットは5番ほど落とされましたが、89‘後期から採用された加速ポンプのおかげで低速時のレスポンスも悪くなく、ブレーキパッドも新しくなり、あの時はそのままでもいいかなと思ったくらいでした。
91‘には883とハガーでまだ2時駆動にチェーンを使いましたが92‘からは全車ベルトドライブとなりメンテから開放されます。

この初期5速スポーツスターですが、それまでのスポの持っていたネガティブな面は改善され
雑誌各社も特集を組み、あのライダースクラブでさえ、インプレして高評価を与えました。
ちょうどこの頃チューンナップパーツも多く出始め、新たなスポーツスターブームが胎動し始めた頃です。

ただ3速ギアはどうしてもバックラッシュ音が出やすく、壊れてはいないのですが結構な音が
出るためその後数回改善策を講じられています。
そして新造エンジンの重量増加に伴い車検重量で20kgほど重くなりました。

しかしこのニュー5速エンジンはハーレーをして「俺たちが出した結果を見てくれと」と言わしめたくらいの自信作だったらしく、4速乗りはオイラ達のバイクはなんだったんだと落胆させるに十分な実力を得るにいたりました。
そして5速は更に続きます。
by jyai883 | 2006-02-02 20:42
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