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883の記憶  3

さて、次の選択は買ってから2月後のクリスマスイブに来ました。

最初は「あ~大陸のバイクだな~」とマッタリ乗っていたスポーツスター。
排気を抜いてやると、少しはまともに走る。
更にちゃんと開けてやれば、結構まともに走る。
狭いハンドルに騙されていたコーナーも、ちょいと振り込んでやれば意外とアクセルオンで
一気に曲がる。
今思えば、そこでやめればよかったのですが、調子に乗ってブンブン走り始めてしまったのが
運の尽き、2月で初転倒を期してしまいました。

ノーマルで履いていたタイヤはダンロップK181。
パターンはTT100にソックリながら、TT100より角が張った四角っぽいタイヤ。
そして硬い!。
乗り味を端的に表すならば、ドライ路面なのに常にハーフウェットで走ってるように、
気を使わなければならず、非常にオイラは疲れました。
ただし全然減らない(笑。

コーナーで少々流れるくらいなら、あまり気にしないのですが、今でも履きたくないタイヤNO・1です。
あまりの硬さに神経質に路面が伝わるし、ちょっとした勾配にも敏感。
以前あった新橋の海岸通の直角コーナーの雨水抜きの縦溝に、乗ったら最後進路変更ができない(笑。
コーナーではバンクさせると急激に滑り出す。
元々足回りが軟弱な4速883は、バンクよりブレーキングとタイミングで
舵角をつけるように曲がったほうが、スムーズに曲がると思いますが、
それでもこのタイヤは最後の一寝かしで一気に来るので、最後はオーバースピードの鋭角コーナーでこけてしまいました。

当日はバイク屋の忘年会でしたが、焼け酒飲みながらタイヤを注文。
その後長く履いたエイボンのロードランナーに変えました。

このタイヤ交換は印象的で、全く違うバイクに乗ってるようで、それまであったネガティブフィールが
ほとんどなくなっている。
必要以上に路面を伝えないし、ブレーキの効きも違う。
何より安定性が直線でもコーナーでも同じように感じるし、溝や段差を気にしないで済むのは
ありがたかったですね。
非常にバイク全体が落ち着いた感じがして、安心して乗ることができるようになりました。
今考えれば、ハイグリップでもないし、バイアスのごく普通のタイヤですが、これほどの違いが出ることに
驚きながら、やっと普通のスポーツスターライフが始まりました。

もっともこのときフロント100を選んだら、トレッド幅110近く、もうフェンダーに擦れるくらいエッジが
張っていて、少しフェンダーに蹴りいれて寄せました(笑。
お陰で今履いているブリジストンのAC03もトレッド108mmですが、そのまま入りました(笑。
その後フロントの選択は90になりましたが、このちょっと細めのタイヤは、コレはコレで切れがあり、
オイラのお気に入りでしたね。

今履いているブリジストンのAC03,BT45の組み合わせですが、今のオイラには何の不足も
ありません。
強いて言えばBT45のパターンがあまり好きではないこと以外、性能的には十分なものです。

先ほども書きましたが、オイラの腕ではそれほどバンクしないので、ハイグリップなものより、
切れがあるものを好むため、最新のタイヤよりは昔からある、一時代前くらいのタイヤを好みます。
初めて1200Sに乗ったとき、ガッツリフロントブレーキを掛けてバンクしていくように乗ると
よく曲がりましたが、オイラの乗り方で乗ったら思いのほか曲がらず、途中で逆ハン当てるはめに
あいましたから、乗り方や走り方によってタイヤの選択、好みは変わってくると思います。

オイラがただひとつ、絶対譲れない条件は、フロントタイヤのパターンに縦溝があること(笑。
今のタイヤAC03は、デカイカブのタイヤと呼ばれています(笑。

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by jyai883 | 2014-05-08 10:57
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