人気ブログランキング | 話題のタグを見る

1989年型XLH883スポーツスター 7

オイラの‘894速883は‘07のCR病が発病するまでシートを替えながら、
そのまま行きました。
最後の半年は、バイクをどうするかの苦悩の結果は、バイクやめるのやめちゃって、
一気にCR化が始まってしまいましたね。

まあこの話は散々書いてしまったので、スポーツスターに乗って受けた、
色々な衝撃を今日は書いてみたいと思います。
当然オイラの‘89883中心ですが(笑。

初めて883に跨った時、酷く驚いたことがあります。
凄くスリムなのは承知の上ですが、タンクも小さく後も絞れ、フレームのバックボーンも
見えていますが、リアシリンダーのヘッドカバーも見えているのは衝撃でした。
何だこの景色?。
日本車ではいろんな意味でありえませんね。

そのまま車体両サイドに目を移すと、エンジンサイドにあるものが左右対称ではありません。
右サイドはクリーナーとエキゾースト、左サイドはプライマリーケース。
更に言えば内腿に当たるのが右がオイルタンク、左にバッテリーケース。

挙句の果てはステップは左右で前後し、乗せれば上下している(笑。

極力シンメトリックに作られる日本車に慣れていたオイラには、凄く衝撃的でした。
慣れればどうということはないのですが、改めて考えると・・・変です(笑。
まあ2次駆動も逆ですし、デザイン的なものではなく、やっていったらこうなって言う結果論的な
ものに感じましたね。

実際大径ホイールで大きなエンジンを挟み、小さなタンクとサドルっぽいシート。
デザイン的にも驚きでした。
オフロードっぽい形でもあり、クラシックでもあり、モダーンでもあり、不思議な形。
KRを知っていれば最も理解しやすかったかもしれませんね。

ミッションオイルとエンジンオイルが別になっていることは知っていましたが、
カセットミッションで、エンジンを下ろさないでミッションが抜けるのも驚きでした。
ごくごく普通のバイクではありえない装備です。

そしてアルミの品質にも驚きました。
この頃すでに多くの国産部品はアルミ焼結部品で、溶接修理はできないこと知っていました。
クラックが入ったギアカバーを直してもらった時、普通に溶接棒が乗っていくため、
溶接屋のオヤジが驚くほど、品質が高いことがわかりました。

つくりはチャッちいのに、部品の品質はおどろくほど高いです。
でもシフトペダルのダイキャストはチャッちい(笑。

そのほかはフロントフォーク間とフロントホイールの関係がタイトだったり、リアホイールのドライブ
スプロケットのボルトヘッドとリアサスのアンダーマウントのナットの関係がタイトだったり、
この辺の狭さは、現代的ではないのでしょうね~。

結構色んなものの作りや関係が日本車に比べて、悪く言うと余裕がないいっぱいいっぱいな作りです。

そして配線。
凄く乱雑に見えます(笑。
カラーコードでしっかり識別はされていますが、結構乱雑。
この変はお国柄?(笑。
今はメインハーネスにしっかり集約され、それぞれのサーキットにカプラ接続されますが、
オイラの4速などは、単純に、充電系、点火系、その他の伝送系にまとまっているだけで、独立していました。

そんバイクと付き合って24年。
未だにすべてを味わいつくしているような気がしません。
なぜなら、どこかをいじると、全く違う面を見せてくれるからです。

あ~もう1台4速が欲しいな~と思うのですが、先立つものがありません(笑。
by jyai883 | 2012-10-07 23:13
<< スポーツスターはスポーツスター 1989年型XLH883スポー... >>