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ちょっとビューエルの話

出欠はまだ絶賛書き込み中なので、どうぞ書き込んでください。

欲しくて欲しくてたまらなかったのに、とうとう買わなかったビューエルの話をしましょう。
最初に見たのはXRエンジンを積んだRR1000ですが、この頃は世の中エアロフォルムブームで
(CBR1000なんかそうでしたね)、デカイ玉子みたいだったので、興味がありませんでした。

俄然欲しくなったのは、‘96くらいにヤングマシンに載った赤いS1ライトニングの写真でした。
もうなんだこれ変だけど欲しい!ってなもんでどうやって買おうか、悩みまくりましたね。
あの頃はすでに4速883とファットボーイを持ってましたが、まだ独身だったし、
とりあえず稼げば金はできる感じでしたが、そんな時、友人が‘97の最初のS1ライトニングを買うため
オサダモータースに行くのに付いていき、ついでに試乗させてもらいました。

最初はM2でしたが初期のM2は、スポの1200とあまり変わらず、伸びはありますが
ま~こんなもんだろくらいでしたが、一緒にS1で走っていた友人が「すげ~よこれ、乗ってみな」と
当時オサダの社長が筑波を走っていた青いS1と乗り換えました。
吸排気をやったS1は楽しいの一言、丁度目の前を飛ばしているBM K1追いかけて、
明治通りを140で走り、白髭橋で飛びました(笑。

その後この一件で友人は、S1ライトニングを購入、その後随分と乗せてもらうことになります。
慣らし中に借りて、6000リミットで(自分で決めました 笑)信号待ちでZZRとやって、負けなかったし、
(向こうが油断してただけですが、2度目はやる気満々だったので、ご遠慮しました、人のバイクだし 笑)
みんなは落ち着きがないといいますが、オイラは普段からどっかり落ち着いてしまっている
バイクに乗っているので、ひらひら軽くて楽しいバイクだと思いましたね。
ただこれを勘違いすると、面白くなくなるのですが、スーパースポーツではない(笑。
スポーツスターの楽しさのまま、それをどう楽しむかの幅を広げただけなので、
確かに最高速は200kmでしたが、そこで楽しむバイクではないですね。
だからと言って、峠で楽しいかと言えば、極端なコーナーリングバイクでもないので、
どちらかと言えばストリートなんだろうな~ってのがオイラの印象でしたね。

同時期にドカのモンスターがあって、現在でも残るモンスターの方が全然スポーツバイクですが、
ビューエル、それもエボエンジンを載せたS1などは、スポーツスターのエンジンを如何に楽しむかに
主眼があると思うので、このバイクに乗ったから、速くなるとかはないように思います。
そう思うとファンバイクと言うか、カフェレーサー的な感じもします。
でもオイラには、ノーマルスポーツスターにはない、独楽のようにクルクル回る感じと、
鋭いピックアップのエボ1200エンジンで、ハーレーとは違う世界を見せてもらえたので、
すごく楽しいバイクだと思います。
オイラにとっては、これまたどのバイクとも比較できない、ビューエルって乗り物だと思います。

散々友人のバイクに乗り倒し、熱が冷めたのか購入しようと思う情熱はどんどんクールダウンしていきます。
きっとコレに乗り続けていると、どこかで飽きるなと言う思いと、どちらかと言えばS2Tサンダーボルトのが
いいかもしれないと思うようになってしまった時期がありました。
丁度その頃、出入りしていたディーラーに紫のS2があり、値段も手ごろでどうしようか悩んでいましたが、
ちょうど結婚と時期が重なったため諦めました。

その後はS3には興味がなく、ビューエルもM2のケツがでかくなり、X1になって妙なデザインになり、
そうこうしているうちに、XBになってしまって、興味がなくなって、結局手元に置くことはなかった
ですね。

結局勢いで買えなかったってことは、縁が無かったって事だと思います。
友人のビューエルは、トビ一クレームが多く、リアフェンダーがもげ、シフトペダルの溶接がはがれ、
タンクのデカールは浮きまくり、リアサスは何回も抜けたりしていたものの、エンジンは絶好調でしたが、
彼の嗜好も変わり、ビッグツインに乗り換え、レーサーになってしまいました。

でも余裕があれば、初期のS1なら手元に置いておいても面白いかもしれませんね。
もちろんあの馬鹿でかいエアクリーナーボックスと、クソ重たいノーマルマフラーのまま。
そのクソマフラー実はダルマのオモリなのではと、今は思っています。
by jyai883 | 2011-06-17 18:00
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