パーツ流用の話を続けていこうと思ったら、途中でクラブマンの話になってしまったので、
クラブマンの事を書いて見ましょう。 オイラは25歳で免許とって遅咲きのバイク乗りになりました。 バイクの免許取るのが遅れたのは、中型限定の自動2輪免許改正のお陰で、オイラの16歳は、 まさにポツダム免許年齢でした。 法改正施行に伴い、オイラは免許年齢に達するのは施行以降だったので、1度は諦めたのですが、 25で免許をとり、結局28で限定解除することになります。 初めて買ったのGB250クラブマンでした。 車体は1型でデュアルエキゾースト、ツインキャブで、その乗り味は所謂シングルエンジンの トコトコ感ではなく、5500rpmを超えると2段目の加速が始まる、エンジンブレーキの効く 2stエンジンみたいなバイクでしたね。 そのクラシカルな外見とは違う乗り味と、異常にデカイためかっこ悪いツインカムエンジンのお陰で、 当時カスタムブーム全盛のSRに比べれば、人気は今ひとつだったと思います。 これにブルックランスのシングルシートとバーエンドミラーで乗っていました。 車検がない250だったゆえに、その後チョコチョコいじくって、カスタムと呼ぶには余りに稚拙な いじり方で、随分楽しませてもらいました。 このバイク、シングルエンジンなのにDOHC4バルブ、吸排気1ポートなのに、何故かツインキャブ にデュアルエキゾースト、今考えれば、一体何がしたいんだろうと思わせる装備で、 エンジン回転は2段加速で一気にリミット10500rpmを超えてしまう、とんでもないエンジンでした。 トップエンドこそ160でしたが、あっさりレッドゾーンを振り切ってしまうレスポンスは、 非常に楽しく、結構楽しみましたね。 最初は前述のように軽く外装を変えただけで、乗っていましたが、まあ色々やってみたいのは 今のオイラを見れば判っていただけると思います(笑。 まずはハンドルを少し下げたいと思ったのですが、ハンドルブラケットはトップブリッジ一体なので、 そのままでは不可能です。 ここでパーツリストと実車の確認(笑。 同じころ、現在は隣に住むバイク屋に入り浸っていた頃で、クラブマンの元となったCBX250が あったので観察したところ、フロントアッシーは同じものの、トップブリッジが違い、普通のバーハン だったCBXのものの方が、ハンドル取り付けが10mm低い。 そこでトップブリッジは、交換しました。 ついでにヘッドライトステー兼用のスライダーカバーも外し、アルミのヘッドライトステーに交換し、 純正のバイザーもつけました。 さ~ここでひとつ問題が発生。 低くなったハンドルのスイッチが、タンクに干渉してしまいます。 そこでおバカな当時のオイラは、何のためらいも無く、タンク叩きました(笑。 やった印象は思っていたより、タンクって硬いのねって感じです。 今考えると浅間レーサーじゃないんだからって感じですが、 イメージもそんなところにあったので、無謀にも自分で板金、パテ持って、自家塗装で仕上げて、 載せてしまいました。 その次が2型になったときでした。 カタログで新しい2型を見たときに、集合管になっておる?。 これを見たオイラは、新車が入荷する前に、部品を注文して、オイラの車体につけました。 今だったら1ポートの2本出しエキゾーストを集合にしたからといって、いかほどの効果があるのだろうと 考えるのですが、格好優先だったので交換したように思います。 まあ左右の張り出しもスッキリしたし、これはこれでお気に入りでしたね。 気軽なバイクで、法廷速度内でもブンブン走れたので、結構楽しんで乗っていました。 ウィンカーは72タイプ、リアフェンダーエンドも外し、テールランプはCEV。 現在のCRJの原点はここにあったかもしれません。 2型以降、シングルのCVキャブになってしまって、乗り易くなったものの、ぶっ飛んだ面白さは 影を潜めてしまいましたが、HONDAの250シングって常に他社の2stモデルが競合してましたから、 あんな面白いエンジンだったんでしょうね。 あの巨大なヘッドは不恰好で、ヘタすれば現在のビッグツインより大きいのではないかと 思いますが、一気に吹け切っていく加速感は、非常に面白いものでした。 400、500もそうですが、HONDAのシングルエンジンは、単気筒エンジンって、イメージとは全く違う 恐ろしく吹けあがる高回転エンジンですから、テイストと言う面では、シングルマニアに好かれませんが、 これはこれで面白いエンジンですね。 本格的なスポーツバイクとしてのシングルエンジンモデルを開発すれば、それはそれでも 面白いものを作れたと思うのですが、これってここ25年間でも1度も実現されていませんから、 需要の問題もあるんでしょうが、残念ですよね。 その頃からそんなスポーツモデルが確立されていれば、SRとは違った、シングルスポーツモデルが 出来上がっていたのかもしれません。 もっともシングルエンジンを積んでダートトラッカーを作って失敗するってパターンも、HONDAの伝統ですから、 中々踏み込めなかったのでしょうが、RGBみたいなモデルがあっても良かったと思います。
by jyai883
| 2011-06-01 09:52
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