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慣らし運転

ハーレーでは新車の場合必ず慣らし運転を要求されます。
時速80kmで80km、時速88kmで800kmなどと書いてあります。
オイラは初期当りを出すために必要だと考えますが、過剰に反応
する必要もないと考えます。
距離的に言えば意識のない人がどんなに距離を出しても、当りはつかないし
意識がある人はもっと短距離で当りを出してしまうことも可能だからです。

もっとも留意したいのはピストンとシリンダーの初期当りでこれが上手く行くか
行かないかでエンジンは変わってしまいます。
しかし東京のような過酷な交通状況では普通に走っているだけで普通に当りが
ついてしまいます。
更にはミッションなどは実際走行しなければ温まらないし、距離的な慣らしより
確実な操作に重点を置いた方がバイクにとっては良いはずです。

街中では上記の数値まで上げることはめったにありませんが操作は確実性を
求められるし機械としてはこちらの方が重要でしょう。
不正確な操作は機械にとって重大なダメージをもたらす事があるからです。

さて当りさえついてしまえば後はエンジンがより回りやすくしてやるだけなので
ここからはエンジンの負荷の問題になります。
むやみにぶん回しても低いギアでは負荷が小さいし、かといって高速走行しても
だら~と巡航しては同じ事になります。
回るエンジンは如何に高負荷で回せるかと言う事になるので、それなりの覚悟が
必要です(笑。
この辺は他人に迷惑にならない様に気を付けましょう。

まれに慣らしなんか必要ないよ、今のエンジンはと仰る方がいます。
それはそれで尊重します。
オイラの見る限りそういう方々はエンジンがドコまでやれば壊れるか知ってる人達です。
逆に言うとどこまで壊れないか知ってるとも言え、そういう人達は無茶はするけど
無理はしません。
エンジンの状態をしっかり把握していて当りの付きや馴染みを上手にとれるので
非常に良いエンジンになってることがよくあります。
彼らは刻々と変化していくエンジンの状況をよく感じており、常にそのベストの状態で
走らせる事ができます。

しかしオイラ達凡人ではある程度距離と状況に頼らざるをえないので
やはり目安は必要でしょう。

良く慣らされたエンジンはスムーズでいつでも次ぎの状況に対応できます。
メーカー推奨距離が全てではありませんが、より早く終わらせることもできれば
距離が過ぎても当りが出せていないこともあるので、この辺は乗り手次第になります。
スポーツスターでは3rdギアが伸びの目安になると思います。

この辺が良く回りスムーズに加速できるようになればそのエンジンは当りといえます。
ちなみにウチの老齢883は平気で3rd35kmから140kmまで回す事が可能で
60~120kmがもっとも気持が良い加速域になります。
ただし初期3000kmくらいまでは1000km毎に10000kmくらいまではメーカー推奨より
短いサイクルでエンジンオイルは交換した方がいいでしょう。
by jyai883 | 2005-04-26 12:31
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