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スポーツスター馬鹿一代 4

バイク乗りとしては、ヘタクソの部類に属するオイラですが、CRJを作りながらも、足回りのセッティングは
リアホイールのサイズも含め、ノーマルのもつバランスを大切にしたいがために、大きく手を入れずにいます。
883を買った当初、その足回りのパフォーマンスの低さには驚かされましたが、まあ直線ばっかり
走るバイクだから仕方ないよねって思っていました。
しかしよくよく考えてみれば、例えばフロントサスを良く動くと捉えるか、すかすかして頼りないと捉えるかで
解釈は変わってきますし、リアサスだってアクセルに対してレスポンスを伝えやすいと考えるか、
ただ無駄に硬く、乗り心地が悪いと考えるのでは、感じ方が変わってしまいます。

4速に限って言えば、フレームが意外としなるので、バランスを考えずにハイパフォーマンスな足周りに
無闇に換えても、なんか動きづらい印象になってしまうし、じゃあ峠でスポーツ走行するには頼りなさ過ぎる
ので、この辺のバランスは、乗り手の好みによって変化するものの、ノーマルの持ってるトータルな
バランス感は無視できないと、オイラは思います。

暮れに奥様のお店に散髪に来た友人と少し話をしましたが、彼はツインレースでシリーズチャンプに
なってしまうような腕前にも関わらず、やはりノーマルのバランスは捨てがたく思っている言っていました。
まあ、彼が最初に乗ったスポーツスターは‘02だったため、オイラがもっともバランスが取れていると考える
年式とは言え、オイラが感じていることと同じように、彼も感じていることは嬉しかったですね。
‘88にフロントが大きく変更されて以来、ほぼ数値の変更を受けずに‘03までつづき、90年代にSSCの興隆
とともに足周りが改善され続けて得られたバランスは、最後期に当たる‘02辺りでは、そのままでも
満足できるものだったと思います。
未だにオイラの中の足回りのバランスは、この頃の感覚が公道ではベストだと考えています。

それ以上は乗り手の問題ですから、各個人がバランスを考えて、足回りを考えれば良い訳で、
正直答えもオーナーの数だけあるはずですが、そこに基準があるとするならオイラは‘02モデルの
883の感じがオイラの基準になっているといえるでしょう。

ラバーマウントでは車重が一気におねえちゃん一人分くらい増えてしまいましたから、
その辺のバランスも最初から考えねばならないかもしれません。
近年サスの変更を受けているとも聞きますが、パーツのパフォーマンスに捉われずにバランスを考えれば、
あのエンジンですから、楽しいバイクになるでしょうね。

以前GPレーサーの宮城氏がバーテルズから883カップに参戦していたときの言葉にも、
このバランスに関しては言及していますが、スポーツスターの持つ扱いやすさの元となる
このバランスをオイラは大切に思っています。
by jyai883 | 2011-01-06 09:51
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