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カレーの話2

今日は戸田の荒川端の公園でスポーツスターの集まりのBBQがあり、オイラが見てる883改の様子見
方々、軽く顔出しに行ってきました。
まあ往復60km強ですが、883改のセッティングも悪くなく、ヒート気味なのも少しは治まっているので
一安心です。
午後から今夜の仕込みの続きがあるので、昼過ぎにはお暇してきました。
走るにはいい時期ですね。
戸田までだったら、下道でも直ぐですが、余りに気持ちよかったので、あと100kmくらいは走りたい
くらいでした(笑。

では昨日の続きです。

結局自分のオリジナルのカレーを売り始めたのは、BarBOTに勤め始めてからでしたが、
カレー以上に、キッチン全般でしたから、引き出し全開で料理をしていたので、
結構大変でした。
オリジナルでチャーシュー作ってたり、塩豚仕込んでたり、創作でいろんなことをしていたので、
いまはどんなメニュー出していたか忘れてしまうくらい、次から次へと料理を考えていたので、
カレーを仕込みながら、妙に安心していたことを思い出します。

あの頃の仕込みは、カレー屋ではないので少量でしたが、一回の仕込が鍋で25人前を、
豚と牛で一鍋づつでしたから、50人前ずつこれを1週間で1~2回くらいのペースだったでしょうか。
カレー屋ではなかったので、仕込みは非常にスローペースでしたが、たまねぎだけは1度に7kgづつ
炒めていましたね。
7kgが2kg半くらいになるまで炒めて、これを2回で使い切ります。

あのころはDミーティングにも出店したりしてましたが、そのときは通常の100人前仕込みでしたから、
前日の営業時間前から仕込が始まり、営業終了後泊まりで仕込みをしてましたね。
最初のたまねぎの仕込が14kgを炒めて、10kgの豚バラをさばいて炒め、寸胴2本で100人前を
仕込んでました。
当然ご飯も炊きますが、1人前200gで100食、つまり20kgの米も炊きます。
このうち10kgは炊いて行き、10kgは現地炊飯でした。
2年目はポークチリビーンズ30食も持っていったので、前の晩のバーの営業は試食大会でしたね(笑。

100食程度の仕込だと一人でも十分なのですが、たまねぎ14kgを炒めるのは強烈です。
実際は丸ごと一箱15kgを全部剥いて炒めてしまうのですが、どんなに頑張ってもここだけで3時間
かかってしまうので、その間に豚をさばき炒め、煮込みに入ります。
手が空くとスパイスの調合を始めるので、手が開きません。
お陰でその日の営業は、あるものでご勘弁願うわけですが、それを食わせろとオーダーが来るので、
途中で少し減ってしまいました(笑。

それでもその頃はカレー作りまくったし、仕込みも仕入れも全部自分でやってましたから、
結構バタバタやってましたね。
スパイスも結構な量を上野に買い付けに言ってましたが、何にも言わなくっても買う量が多いし、
選び方も尋常じゃないし、店のオヤジが何にも言わなくてもカゴ持ってきてくれるし、
何にも言わなくても、領収書を切ってくれました。
オイラのスパイス使用量は1人平均7gですから、100人前だと約700gで半分づつですから、
50人前で小丼一杯分それも山盛りでありました。
オイラはカレー粉も使いますし、使い方はインド人のガラムマサラのようですが、
カレーと言って出す以上、日本人の皆さんはお米とカレー粉の風味がないと納得していただけないので、
オイラのカレーは対ご飯用にできてますから、これをパンやナンで食べるとやや塩辛いかもしれませんね。

スパイスの調合はオイラのオリジナルですが、中の具材によって違うし、オイラは出汁のようなスープを
一切使わないので、カレーそのものは具材の味に支配されます。
スパイスも使い慣れると大体の感じがつかめてきますから、絵の具のような感覚になります。
まあ失敗すると悲惨な目に合いますから、オリジナルができるまでは結構おいしくないのもできました(笑。
それでも豚、牛、鳥、えび、各種キーマなら自身があります。
今考えると何であんなにカレーに燃えていたんだろうと思えるのですが、
BOT退職後は食うために建築の世界に戻ってしまったため、その熱も冷めて現在に至ります。
まああの頃ほどは燃え上がらないカレー熱ですが、何か機会があったら、また皆さんに食べてもらいたいと
思ってはいますが、中々そのチャンスがありませんね(笑。

まあ中には無理やり食いに来る奴もいますから、食わせろって押しかけてくれば食べられるかも
知れませんね(笑。
by jyai883 | 2010-09-20 17:06
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