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スポーツスターというイメージ

まあオイラの4速883はCRスタイルに大きく変わってしまいましたが。
少なくともスポーツスターといえば小さなタンクにシングルシート、前後の丸いフェンダーに
ダウンデュアルのサイレンサーってのがオイラのな中のイメージです。

まあ普通はオーナーが乗り出した車体、特に新車から乗ってるような場合は、
それしかないわけですから、その印象が最も強いでしょうが、少なくとも‘83にXLX61が登場して以来、
‘94にフレーム後端にフェンダーレールがジグ溶接されるまでの10年ほどは、パッ見全く同じと言っても
いいようなスタイルでしたね。
実際この年代のスポーツスターは、同じカラーで並べられたら一見見分けが付きません(笑。

やはりオイラにとってはこの頃のスタイルイメージが強いのですが、90年代の後半、3・3Gタンクが
採用されて以降は、そのイメージが一般的に定着したように思います。
スモールタンクのスポーツスターは、一見非常にアンバランスに見えますが、そのより強調された
何にも無さが魅力のひとつとも言えるし、この独特の印象が離れがたいイメージとしてあったため、
ビッグタンクを乗せて普通のバイクっぽくなってしまった印象に対し、拒絶反応が出て、
奥様の‘97ハガーをカスタムしてしまった原因になったのでしょうね。

じゃあ何でCRJはCRスタイルになったんだって話ですが、独特な形をしたハーレーってバイク全体に
対する乗り出した頃の反応(見慣れた国産モデルなどとは全く違った異質なものへの拒否反応)が、
そうさせたように思います。
その中でもCRだけが、当時のカフェレーサーブームに乗ったファクトリーカスタムとして送り出され、
ユーロっぽいスタイルだったからでしょうが、結局経った時間がその個性により強いアメリカンテイストを
見つけてしまったって事でしょうか。

正直始めるまでは、ノーマルスタイルとカスタムスタイルの狭間で結構揺れ動いてしまったのが事実ですが、
バイクに乗り続ける上でも自分の内面的動機付けが欲しくて、カスタムに踏み切ったことは、
このブログに書いたとおりです。
しかし、出来上がったものがスタイルに大きく影響与える外装モデル以外、
細かい灯火類やスイッチ類は、ノーマルままだったり、極力カスタムパーツを廃する事で、
オリジナルの持つイメージに近づけたことは、ハーレーってイメージから逸脱することを嫌った
オイラの内面の表れだったかもしれませんね。

今の方々のスポーツスターというイメージは、よりカスタマイズされたものになりつつあるのでしょうが、
ベーシックの確固たるスタイルが希薄になってしまっているは少々残念に思います。
オイラはノーマルに戻ってバランスを考えることは、非常に重要なことと考えますし、カスタムもその
バランス線上のグレードアップと考えてきましたが、スタンダードな状態が希薄だと基準が曖昧に
なってしまうことで、到達点が見えづらいことをへの懸念もあるので、メーカーカスタムのラインナップより、
スタンダードモデルの継続的な投入の方が評価できると思います。
より明確なメーカー側の意図が汲み取れないのは残念な気がしてなりません。

スポーツスターのスポーツモデルの位置づけは、非常にユニークなもので、まずライダーありきであり、
ライダーがドコにスポーツ性を体感するかが焦点だったように思いますが、現在のスポーツスターは
その点が曖昧なのはモデルとしての価値観の相違なのでしょうね。
以前はハーレーでも、決してただの小排気量ではなかったように思いますが、
今の位置づけは、よりスモールモデルとしての存在の方が強いように感じられます。

その辺のイメージの乖離が、今のスポーツスターになじめないオイラの内面的な
葛藤かもしれません。

スポーツスターというイメージ_c0063859_11585163.jpg

by jyai883 | 2010-09-12 11:49
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