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部品の破断

他のバイクになくて、ハーレーでよく起こるのが部品の破断ですかね。
有名なのはスポーツスターのオイルタンクの破断ですが、社外部品やウィンカーステーは良く折れることが
知られています。

90年代後期のタンクのフローティングや、ハンドルのラバーマウントはリジットマウントエンジンでの
震動対策ですし、エンジンのフローティング化やバランサーの装備も同じです。

実際スポーツスターのオイルタンク破断、ガスタンクマウントの溶接部の破断、ステー類の震動による
疲労破壊などなど、純正でも起こるし、ましてや社外パーツなどではたびたび起こります。
震動の出方も単一ではなく、キャブなどのセットによっても震動の出る回転数や、部位は異なるので
対策もなかなか難しいと思います。

ウィンカーステーなどは2~3枚重ねて強度を上げたり、リベット接合は最終的にはボルトナットに変更
したりして、対策するしかありませんが、製品的弱点をもってるものはチョット怖いですね。
アルミのガスタンクなどはしっかり震動対策をしないとステーなどはかなり怖いし、タンクそのものの
漏れが生じたりするので、しっかりフローティング化はしたほうが無難です。

オイラのCRシートカウルは、組み立て時の簡素化の実験でグローブボックスをリベットで組み立てて
ありますが、以前のキャブセットでは100~120の巡航で震動がテールに集中することがわかりました。
当初ナンバーの破断、リフレクターの脱落は予想できましたが、、まさか3,2mmヘッドのリベットが
走行中に飛んだのには驚きましたね(笑。
最終的には全部で4本飛んでいて飛んだ部分は、すべて揉み直して1サイズ上の4mmに打ち換えましたが
まあ気休めでしかりません。
現在製作のシートカウルに関しては全溶接に改善されているので心配はないのですが、実際走らなければ
解らないトラブルでした。

CRタンクに関しては純正グロメットでまずマウントベースをフローティングして、タンクはそいつにボルト
1本で留められますが、マウントとタンクの間にゴム製の足をつけて更に横方向にフロートしているので、
今のところ震動がタンクに感じることはありません。

またアンダーブラケットからカウルを留めるために出した3mmのアルミステーも走行中折れましたね(笑。
同型のステーを4枚使って留めてありますが、カウル側は震動が逃げるものの三叉に固定したステーが
真っ二つになりました。
現在は鉄製のものに交換しましたが、実際ドコに震動が集中するかわかりません。

ちょっとしたきっかけで破断に至る場合もあります。
ガススタンドで立ちゴケした際、右に倒したのでステップを強打しました。
そのときは良かったのですが1年後、ステップをマウントするスプロケカバーに横100mmほどクラックが
入り破断しました。
コレなどはまるで予想ができず、走りながら右のステップがグニャグニャしたので気づいたのですが、
ハーレーの震動恐るべしです。

最近でも友人が社外タンクに換えて、あっさり1年でガス漏れが生じてしまいましたし、オイラは震動で
自作のマフラーステーやウィンカーステー、クラッチ調整のスクリュー部が折れたこともあります。
ゴツければ大丈夫かというと、友人はノーマルのおミカンウィンカーのウィンカー側のマウントがそのまま
ごっそり抜けたこともあります。

このように震動による破断は、あらゆる部位で起こることなので、特にリジットマウントエンジンの車体に
乗ってるかたは日々の目視点検をしたほうがいいでしょうね。
部品の脱落もそうですが、見て触って確認すれば、脱落は避けられることもあります。
また自分の車体はどの辺の速度で強い震動が出始め。それがドコからドコまで移動するか確認したほうが
いいかもしれません。
キャブのセッティング変更で変化も起こるし、わかっていれば避けることもできるでしょう。
おそらく最も強い部分は全開域以外は、時速10kmほどの速度幅で起こると思うので意識的に避けることが
できます。

高速走行中の部品脱落は洒落にならないし、マスツーの最中だと他人に危険が及ぶこともありますから
気をつけましょう。
余談ですが150ほどで横を向くとバブルシールドは吹っ飛ぶのでジェットヘルの方はコレも気をつけてくださいね(笑。
by jyai883 | 2010-02-08 08:45
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