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スポーツスター再考6

スポーツスターというバイクを考えると、その生い立ちはイギリス車との競争がありました。
しかし多くのイギリスメーカーはなくなり、また同じ名前の異なったメーカーとなりましたが、
ハーレーダビッドソンだけが残りました(最近の経営はよろしくないと聞いていますが、95‘くらいにも
経営的危機はあったそうです)。

あまりスタイルを変えることなく、基本的には変化せずに現在まで連綿と続くスポーツスターの系譜ですが、
ふと他に目をやると面白いことが起こっています。
オイラは7~80年代がスポーツスターのスタイル的な完成と思っていますが(各年代にファンがいるため
まあ異論は多々あるとおもいますが 笑)、同クラスのユーロメーカーがこぞって7~80年代にスタイル的な
回帰をしていることでしょうか。

スポーツスターを見ている限りではノスタルジアなど感じないのですが、他のメーカーはバイクがバイクらしい
形をしていた時代にモデルを回帰させるモデルが出ているのは面白いことでしょう。
トラのボンネ、ドカのポールスマート、グッチのV7、昔の名車が現代によみがえっています。
BMは大きくツールとして変化してしまったために、いまさら元に戻れなくなっていますが、でもエンジンは
残っていますからやろうと思えば戻れるでしょう。

この回帰はなんなのか、バイクがバイクらしかった時代への単純なノスタルジーなのか、タダの懐古趣味なのか、まあ同系エンジンが残っていたり、再開発して実現していることですが、オイラにとっては
目にうれしい出来事です。

オイラがバイクに乗り出したとき、ドカはすでにMHRの生産を終えパンタへ移行しかのバードケージフレームの車体になっていました(それはそれでかっこよかったけど)、BMはRからKへの移行期でRを残すかどうか迷っていました、グッチはルマン3から4変化しかっこ悪くなったし、トラはすでにありませんでしたが、ハリスおじさんが5年の契約で最終ボンネビルの再生産をしていました。

あれから20年を過ぎ、かの名車がスタイルだけでも現在によみがえるのは、オイラはスポーツスターの
存在と無関係とは思えません。
変わり続けながら変わらない強さ、ユーロメーカーはそんなところを見たのでしょうね。
まあ当のハーレーがバタバタしていますが、昔のスタンスにもう1度戻ればそれほどの危機ではないでしょう。

走りは現代的ですが、スタイルだけでもかの名車がそろう様は、オイラにとって楽しいことです。
そんな中で途切れることなく続くスポーツスターの系譜は、いつまで続きますかね。
by jyai883 | 2009-10-26 08:49
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