排気システムによる違い。

よく考えるとここ5~6年の間に結構マフラーをシステム後と変えています。
スーパートラップ、1200S純正エキゾースト、そして今のモーターステージVスピード。

それぞれは集合、クロスフロー、セパレートに大別できます。
幸いオイラの場合はすべてのシステムに対し、まったく同じCVキャブで吸気は対応しているため、
結構その違いも体感できたと思います。

キャブはその都度微調整はしましたが、以前のセッティングのまま付け替えたエキゾーストに対して
MJを変えない微調整程度ですが、その違いもシステムの違いが見えて面白いと思いました。

最初のスーパートラップは典型的な集合タイプですが、独立部分が長くサイレンサー直前で集合される
高速タイプと言えます。
安定した中低速と高速域がバランスよく両立した良いシステムですが、SJとJNのオーバーラップ域に
谷が出やすく、ここら辺は意識的に濃い目にしてやらなければなりません。
極端な場合はスロットルを開けても2000前後でまったく加速しない状態は、友人の1200Sで経験しました。
それでも集合独特のフラットなトルクでドコからでも加速ができ、高回転までトルクフルに加速できます。

1200S純正はどこから見てもノーマルですがサイレンサーの容量がノーマルより大きいため883に対しては
スーパートラップと同様に走れます。
クロスフローパイプの配置から目的は中低速よりですが、サイレンサーの容量があるため結構回ります。
中低速ではスパトラ以上に安定するため、低速でも粘りトルクフルに走りますが、高回転域はやや苦しい
かもしれません。
しかし普通の走りではもっとも使い勝手がよく、レスポンスも穏やかなため気楽にアクセルが開けられます。
キャブセットはスパトラと同様ですが、ミクスチャーは少し絞れるかも知れません。
また近年のラバーマウントスポーツスターはクロスフローパイプがサイレンサー直前まで移動していることからより高速域を狙っていると考えられます。

さて最後は最近のVスピードですが、比較的大きな容量のサイレンサーを持った典型的なセパレートタイプです。
上記のキャブセットのまま組むと低速でやや細く感じます。
コレを嫌って中間で濃い目に出すと低速は良いのですが、中間レスポンスが鈍くなる感じです。
コレを解消するために上記よりJNを下げてやるとトルク感は薄れるものの、集合以上の軽い吹け上がりと
加速の伸びを感じられると思います。
低速側は上記の2つよりトルクが細く感じるもの、軽く直線的な吹けあがりは上記の2つ以上だと思います。
あまりパワー感のないスルスルした加速感ですが、軽い吹けあがりは高回転域で真価を発揮します。

いずれもノーマル883でCVキャブの特性も加味した評価なので一概には終えませんが、それぞれの
特性は現していると思います。
さてもう1台うちには純正のセパレートにノーマルマフラーをつけたハガーがあります。
ノーマルマフラーなので抜けは良くないし、中低速しか重視していないためJNはやや濃い目に出していますが、スルスル走る感覚は同じですね。
ハガーの場合は、扱いやすさを重視し安定に振っているためJNは1200Sと同様ですが、この場合は
鈍さが穏やかさになるので割り切った走りでは、Vスピードで感じた部分はネガティブになりません。
それより巡航したときのスルスル感が気持ちよくさえあります。

ハガーはさまざまな部分が4速と違うため、キャブのセットが同様でも感覚的に同じとはいえませんが、
加速よりシフトで走る感じなので、コレはコレでありだと思います。


このようにタイプの違うエキゾーストではそれぞれの特性の違いが体験できます。
のんびり走りたい人がセパレートを選択するのはもったいないし、集合タイプをつけながら低速しか
使わないのはナンセンスだとオイラは思いますが、外見的な好みによるデザイン的選択もあるので
この辺はオーナー次第でしょうね。

でも当然キャブセットも違ってくるので、その違いくらいはわかっていたほうが良いと思います。
ただしどのタイプも排気量に対してサイレンサーに十分な容量が確保されていることが絶対条件ですが、
セパレートタイプの場合、音と出力の両立が難しく、容量の小さいマフラーやドラッグパイプに
消音財をたくさん入れることはせっかくの特性を無視することだと思うのでナンセンスです。
この場合は他の選択を考えたほうが懸命に思われます。

大きなお世話ですが・・・。
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by jyai883 | 2009-09-25 22:04
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