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20年目の4速スポーツター7

今日は昼から昨日折れたカウルステー兼用ウィンカーステーの製作です。
まあ市販部品を使ってないから一苦労。
右が逝ったってことは左も追っ付け逝くだろうから両方交換です。
2組やらなきゃいけないので面倒~ってこちらは市販のステーも兼用して何とか装着。
しかし左ミラー用に作ったステーを使ってしまったので、ミラーステーまで作る羽目になり疲れました(笑。

さて排気が良くなった4速スポーツスターなら次は吸気と行きましょう。
オイラはCV専門なので、バタキャブははやった事ありませんが理屈は同じなので、応用は効くと思います。
まずエアクーリナー。
ほとんどの4速はスポンジフォームにネットリングだと思います。
コイツは乾燥に弱く、風化するとキャブに吸い込まれてしまうのでできれば交換してしまいましょう。
交換するなら旧SEのハイフローキットかノーマルケース用のパワーフィルターが良いのですが、
ノーマルケース用の場合吸入口の面積が小さすぎるので、バックプレートの背面に直径25mmほどの
穴を2つ開けるといいでしょう。
どちらのケースもそうですが、パワーフィルターに変えた場合は絶対にジェットのセッティングが必要です。
またそんなの面倒と言う方も居るでしょうが、5速の旧型フィルターも使用できますが、この場合も背面加工は
したほうが良いと思います。

次に低速から中速域を安定させる為に15mmほどのリングスペーサーをバックプレートとキャブの間に
入れます。
クリヤキンのクリーナーマウントとかS1ライトニングのクリーナーベースとかいって販売しているものと同じ物です。
この場合バックプレートマウントにも同じ厚みのカラーを入れて全体を合わせます。
何故こんなことをするかといえば、スポーツスターに限らずハーレーはコンパクトにキャブをマウントする為に
追い込まれているため、全体の吸気管長が短いので、流速が上がりきらず低回転では不安定です。
それをスペーサーで助走距離を伸ばして補正するためで、低速から中速域では俄然安定します。
ロングファンネルをつけるのと同じ理由ですが、クリーナーは絶対に残したいので外側に装着します。
スポーツスターの場合クリーナースペースが限られるため、中に張り出すと高回転で吸気障害だ出たりして
しまうのでどうしても中に出したい場合はボックスやクリーナーに下駄を履かせて、吸入全面の
空気塊を確保しなければなりません。

ここまでくればジェッティングに進むのですが、実はジェッティング以外にもキャブそのもののモデファイもあります。
ではその話は次回と言う事で。

20年目の4速スポーツター7_c0063859_2049212.jpg

これはオイラ製作を依頼した友人が自分用に作ったものです。
by jyai883 | 2009-05-05 19:24
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