20年目の4速スポーツスター

久しぶりに飽きもせず4速について書いてみます。
4速については本もネットもどれもこれも時期外れでしょうから、オーナーサイドから見た4速スポーツ
スターを書いてみましょうか。
カキコミ大歓迎で各年式のオーナーの方は補足や情報をお願いしたいと思います。
何にも知らずに4速スポーツスターを買ってしまったオーナーの検索の参考になれば幸いです。
まあ今更4速の情報を出すのはオイラのとこくらいですかね(笑。

1985‘10月に発表になった86‘モデルエボリューションスポーツスター。
数値的にはほぼシュベルヘッドスポーツスターと同型で発表されましたが、最初は883ccで登場。
年が開け最強のスポーツスターとして1100ccが追加になりました。
マニュアルでは86‘モデルはミッションのギア比がショベルと同じロングな設定になっています。
新採用になったフロントウィンカーステーや883専用のハンドル以外ほぼXLX61と同じ外見です。
国内正規物は全てワイヤースポークで、ディーラーでメーター、ヘッドライトビームも国内用に変更されているはずです。
ニューエンジンとしてオールアルミでリニューアルされたエボエンジンですが、その6割はショベルヘッド
エンジンと共通であり技術としてはショベルよりXR1000のエンジンからのフィードバックで製作されました。
この年式はほぼアルミエンジンのショベルと言っても良いような仕様であり、日本ではもっとも輸入台数が
少ない年式ですね。

後年との違いはショベル譲りの35Φフロントフォーク、と35Φバタフライキャブレター、86モデルだけ
前後のブレーキキャリパーがショベルと同じものであり、パッドも当然別形状となります。

マニュアル上ではカムプロファイルもこの年だけの仕様であり、メーカー側でも既に廃盤になっていますが
87‘以降のものと互換性はあるので、後年のものも使用できます。
またシフトギアもこの年だけ物であり、もし品番的にショベルと同じものならば焼きが強いため
割れやすくコレは特に4速ミッションに共通の弱点ですが、ギアオイルやシフトの仕方に注意が必要でしょう。
実際古いディーラーメカニックからはこの年式でミッション破損がありケースの交換をした例もあると
聞いています。

4速ミッションは元々750フルチューンくらいの強度しか持たされておらず、かつギアとギアの比率が
離れたロングな設定になっているので(これは後年クロスギアに変更されましたが、それでも一般から見れば
ロングな設定です)過激なシフトダウンや荒いミッション操作ではトラブルが起こりやすいと考えられます。
まあ一般的な走行と丁寧なシフトを心がければ、そうそう頻繁にトラブルに見舞われることはありませんが、
常に意識して操作する事をお勧めします。

さてこの年式と翌年の87‘はケーヒンのバタフライキャブをつけていますが、最近乗せてもらった感想は
正直後年のCVキャブより乗ってて面白い事です。
口径の小さいキャブですが、中速のピックアップとスロットルの応答性はこちらのがダイレクトであり
加速の伸びを楽しむならこちらのキャブの方が面白いと思います。
S&Sよりスロットルも軽く、神経質ではありませんからなかなか優れものです。

この86‘という年式は中々めぐり合う事も少なく、ショベルとエボの中間みたいな4速スポの中でも
よりショベルよりモデルといえます。
オーナーの方はできるだけオリジナルのままで乗り続けるほうが貴重と言えるでしょう。
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by jyai883 | 2009-04-27 20:28
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