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セッティング(ギター扁)

オイラがセッティングと言う言葉を最初に覚えたのはやはりギターでした。

良くオイラが全く同じ車種のバイクを、違うオーナーが違う走り方をしながらセッティングしていけば
結果全く違うバイクになると言いますが、コレをギターでやると全く同じギターが全く違う音になります。
音質そのものは余り変化しませんが、音の響き方や胴の鳴り方、鳴る音の種類など変化します。

コレはプレイングスタイルによる好みの違いを、弦の太さ、弦の高さ、を変えたりしてプレーヤーに
あわせる為で、更にプレーヤーが使う音の種類、音域、弦の弾きかた、ハジキ方、などのスタイルそのもので
楽器の鳴り方が変化するため、同じギターでも異なる音に聞こえたりします。

以前オイラと同じ00-18の年式違いを友人のブルースギター弾きが買った事があります。
結局オイラのギターの弾きやすさに惹かれて買ったのですが、操作性はいいものの彼が求める音が
出せないため買い換えました。

これらの違いは同じスポーツスターでもいじり方がオーナー個人の好みにより違うように、
更にはスポーツスターでは自分の走りができないと感じ、ビッグツインに移行していくオーナーと
同じだと思いますね。

ある程度セッティングにより自分の好みにより近づいていくことはできますが、
最終的な違いものを求めるならば、他に行くしかないのはギターもバイクも同じでしょう。

細かいパーツ交換やその加工などオイラにとってはやってる事は全く同じです。
例えばナットと呼ばれる糸巻きから弦が出て、最初に弦が乗り指板上に弦を渡す部品があります。
このパーツに求められる機能は、6本の弦の均等な間隔、弦そのものに掛かるテンション(張力)の
調整、開放弦時の音の伸び、低いフレットでの弦の高さなどですが、
選択肢は材質、ノッチと呼ばれ弦のはまる溝の深さや方向、弦に与える高さや角度などを自分好みに
変えます。
ナットそのものは全く無加工直方体を最初から切ったり削ったりするか、半加工品を好みに合わせるか、
素材そのものを変えて弦に与える音質を変化させるなど、バイクにおいて自分の走りどう変化させるか
いじるのと何ら変わる事がありません。

バイクを選ぶように自分が求める音がするギターを選び(ボディーサイズやメーカーによる音質の違い
ネックの断面形状や指板の幅などの好み、)、さらに細かい部品を自分好みのパーツにカスタマイズ
していきます。
幸いオイラが買ったマーチンはオイラの希望にドンぴしゃりだったため、購入1年後にやったフレットの
打ち換えと弦高調整、ネックの反りの修整以外は(このような作業はバイクで言うオーバーホールに近いので
やかりメーカーのリペアマンかメーカー指定のリペアマン、または確実な作業をしてくれる個人のリペアマン
に出すのも、信頼できるメカニックに作業を頼むのと同じです)アメリカから来たままで、オリジナルコンディションを
保っています。

このようにバイクにおいての、ユーザー個人によるメンテナンスとメ、カニックに委ねる作業をどこで判断
するかは、ギターも同じですが正直ギターにおいての作業の失敗は、バイクによるイジリ壊しより
始末が悪いし、最悪楽器そのものの機能が失われてしまうので、トラブルに対する相談やコミュニケーション
はバイクより深く、緊密に行われると思うので、自分のギターに対する「それを知る」という行為がより
大切なため、この辺はバイクオーナーも身に付ければ、メカニックともスムーズにコミュニケーションが
できるようになると思います。

オイラはこのようにセッティングやメンテナンスと言う行為は、ギター弾き時代に身に付いたものだと
思います。
バイクやギターを自分好みにカスタマイズする作業は非常に楽しい行為ですが、より自分の物を良く知る
と言う事は、どちらにとっても大切な事だとオイラは考えます。
by jyai883 | 2009-03-12 21:25
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