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そしてオイラはスポーツスター 4

スポーツスターに乗っていると、なんて国産バイクは乗りやすいんだろうと?
っと思います。
でもスポーツスターに乗っているとそれが良いことなのかとも、
思ってしまいます。

国産バイクは乗ってみるとどれも乗りやすい。
以前は「なんだこれ?」と思っていたバイクですら乗りやすい(笑。
そこで気づいたのは、国産バイクはライダーに寄り添ってくれていると
感じます。
ではスポーツスターですが、こいつはとてもそっけない。
何も考えずに乗ると、正に「機械」がそこにある。
重く、立ちも強く、そして走らない。
ハーレーを表す「曲がらない、止まらない、走らない」権化のよう。

ところがバイクがではなく、ライダーがスポーツスターに寄り添うと
どうだろう?。
途端に素直に、意思を伝えられる。
そう、マシーンのあり方が違うのだ。
一見そっけなく感じたバイクの挙動は、ライダーが寄り添うことで
手足のように動き出す。
スロットルはこの意思をバイクに伝える大事な伝達手段。
開けられなければ始まらない。

オイラが思うスポーツスターの挙動のほとんどは、スロットルの
開け閉めで決まってくると思っています。
そしてコンパクトな車体に与えられた、オイラが唯一ヶ所と
信じるシットポジション。
オイラが感じるここにしか座れないと思えるところに座れれば、
ハンドル幅もステップ位置も関係なく、車体に意思を伝えられる。

ひどく独善的な言い方ですが、スポーツスターを理解する上で
オイラが信じているスポーツスターの個性です。
あとはトータルなバランスさえ崩さなければ、スポーツスターに
乗って自由に走れると信じています。

ノーマルスタイルの時、転倒するまでコーナーリングして
遊んだ時の感覚は、まさにそれだったと今でも思っていますし、
今でもそう乗りたいと思っています。
今は全然なくなってしまった体力のお陰で、酷く弱気になっていますが、
そうありたくて、また、スポーツスターに乗り始めたいと思っています。

オイラの友人たちの中には、レース経験者もいますが、
彼らこそが、この変なバイクにはまりやすいのも感覚的に、
オイラと同じように感じているからかもしれません(笑。

昔バイク雑誌で読んだ、ホンダワークスにいた宮城選手のインタビュー。
彼は一時アメリカバーテルズで883レーサーに乗っていました。
そのときの感想「レベルは低いけど、ハーレーは酷くバランスしてる」
この言葉が、オイラにスポーツスターを考えさせています。

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by jyai883 | 2015-11-22 12:16

そしてオイラはスポーツスター 3

オイラはスポーツスターに乗っていなければ、
バイクをいじってなかったでしょう。
お陰で、運動力学の本も減衰力の本も、流体力学の本も
読みました。
当然「4サイクルエンジンは...」で始まる原動機の本も。
でも結局、スポーツスターがなければ何も理解しなかったでしょう。
危なく8000円もする、カヤバの減衰論の本も買いそうになるし(笑。

それでもスポーツスターがなかったら、ほんの少しも理解しなかった
でしょう。

機械いじりは子供の頃から好きでした。
オイラがよく言う「よく見てからいじれ」ってことは、
中2の時に技術の先生から教わりました。
技術の時間に組み立てた2ストのロビンエンジン。
組み立てはあっさり終わりましたが、スターター引張ってもエンジンはかからない。
結局全員がスタートできずに時間終了。
次の時間に先生がおもむろにポケットから出した小さな破片。
ばらしていくとクランクシャフトを発電機とつなぐ、スピールキーでした。
これで固定されないため、発電されずプラグに火は飛ばない(笑。
当たり前のことですが、オイラにとっては今でも記憶に残る出来事です。

スポーツスターに乗り出して、周りに情報もなく、ショップもディーラーではなく、
否応なしに知識を蓄積しなければならないときに、必ず思い出されたことでした。
お陰でひとかどのスポーツスター馬鹿になってしまいましたが、
今でもこの「良く見て、よく覚える」ことは習慣になっています。

バイクをいじることは楽しいことです。
国産バイクはその異常なまでな部品精度のお陰で、パズルさえ組めれば
大概のことはできますが、困ったことにスポーツスターはそうじゃなかった。
シンプルゆえにイージーではなく、やりやすいがために一筋縄ではいかない。
一ヶ所の精度を追い込むための調整が必要で、消耗に対する対処がやりやすい
変わりに、そのまま組むと数値を外すこともある。
エンジンは常に計測と調整の繰り返しです。
なのでエンジンはプロに任せることにしています。

ただセッティングは乗ってる本人しか判らないし、好みもあるし、
その辺は乗る楽しみにも通じるところで、手の出しやすいところ。
こればっかりは自分でやる醍醐味でしょう。
スタイルにも走りにも通じる、部品の交換や調整。
ただし、これとて「よく見て、よく覚える」必要がある。

お陰でスポーツスターからバイクとは?、モーターサイクルとは?と言う
おおきな命題を教えてもらい続けています。
部品を変えただけでは、成立しえないバランス、自分の走りが解からなければ
到達できない理想。
そしてその理想は乗り手によって違うこと。

気がつけばスポーツスターは酷く個人的な個性の光を放ちます。
メーカーメイドでもなく、ショップメイドでもなく、オーナー自身が
スポーツスターになってしまう。
そんなバイクは他にはありませんね。

だからミーティングに集まるスポーツスターは個人的で魅力的です。
オーナー自身の理想の具現化なのですから。

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by jyai883 | 2015-11-21 15:09

そしてオイラはスポーツスター 2

今日は883について書いてみましょう。

XLH883スポーツスター。
この1200ほどパワーも無く、ビッグツインよりハーレーらしくない
バイクに乗り続け、30年近く経ちました。
それでもこのバイクは、オイラをつかんで離しません。
この「走る、曲がる、止まる」ことに対して、意識的に
「走らせ、止まらせ、曲げて」やらなければ面白くないバイクは
この動作の意識によって俄然痛快に走ります。

字にすると強引に乗ってるようですが、実際は意識的に
一つ一つ入の操作をやってるに過ぎません。
国産バイクに乗っていると親切過ぎて、希薄になりがちな
部分だと思います。
オイラはホンダに慣らされていたため、当初馴染めずにいました(笑。
確実に減速して、きっかけを与え旋回、アクセルを開けて立ち上がる。
このあたり前に走りを意識してできるようになれば、883は素直です。

エンジンの縛りを外し、元気に走れるようになってもせいぜい500シングル並みのパワー。
それにあわせて足回りとブレーキを軽くリセットしてやれば、楽しく走り出します。
このバイクの重きは、ずっと多くライダー側にあると思います。
乗りこなすことが、こんなに嬉しく楽しく感じるバイクも少ないでしょう。

ノーマルスタイルにやや幅広のハンドルを与え、オイラは巨人族ですから
高目のシートでやや前乗りに乗ってやると、上半身が自由に動かせて
オフローダーのように走ります。
やっぱり土の匂いのするバイク。
1200より非力な分、アクセルの開け方次第で走りが変わります。
アクセルで走る感じは、どの状況でも楽しめます。

今はカフェスタイルのCRになってしまったオイラの4速883ですが、
ポジションや数値はほとんどノーマルのままいじっていません。
唯一シート高だけは好みの高さに上げてみて、
ようやく理想の走りができるようになると、改めて楽しさが甦ります。

今はまだ乗れませんが、そろそろ車検を取って起こしてやろうと
考えている2台の883。
少しづつ乗れるようになれば、また883で楽しむことができます。
今ではオイラの生きる糧のような883ですが、
スポーツスターにはいくつもの種類がありますが、
オイラにとってはこの古いエボ4速のXLH883がオイラ自身のように
感じます。
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by jyai883 | 2015-11-08 16:49