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4速ミッション

ギアについてですが、咬み合い等が特に特殊と言うことはないのですが、
4速車のトラブルは、主に3rdギアで起こることが多いようです。
それもカウンターシャフト側で起きることが、多いらしく2nd、3rdギアをふくめた
スプラインの違う純正シャフトの対策部品も存在します。

起きるトラブルは、歯っかけ等と言う程度の生易しいものではなく、起きる時は
ギアの割れ、それに伴うシャフトの折損、同時にミッションロック等、高速走行時
だったらどうするんだろと思わせるような、トラブルが起きますが、
実際に起こる事象では、1速から2速へのシフトアップ時、2速から3速のシフトアップ時、
3速~2速へのシフトダウン、3速でののエンブレ時等、差ほど速度が出ていない状況に起こっていることが多いみたいです。

以前イージーライダース誌に、同様のアイアンスポーターの事象の記事が載ってましたが、
やはりショベルからの機構なので、同様のトラブルは起こりやすいと思えます。
文中には「誰でも1度は経験したと思うが・・・」と言う表現がありました(笑。

対策としては特に効果的なものはないと言え、スライドギアであるメインの2nd、カウンター
の3rdギアを剛性の高い社外のアンドリュースに換えるか、高価な純正対策キットを使うかですが、最終的には乗り手が如何にこのミッションを理解して操作するかに掛かっているように思えます。

ギア変更の場合は必ず対のギアも変更しなければならず、4枚のギアの値段だけでも、
結構な額になるので、まだトラブルになっていない方は、丁寧なシフトを心がけることが、
もっとも安上がりと言えるでしょう。

深刻なトラブルが2~3速間でのシフトで起こりやすいのは、両シャフトのスライドギアが
同時に動くことが最大の要因のような気がしますが、シフト機構上仕方ないことであり、
適切な操作、オイル管理、クラッチ調整などで、無理なシフトを避けていれば、差ほど起こり
易くはない事象のようにおもいます。

特に4速ミッションはレバー操作でシフトされると言うよりは、クラッチワーク、シフトタイミング、
操作感覚で、常に入れるのではなく、送り込む感覚が必要だと考えられるので、
常に負担の掛かる、押し込むようなシフトは避けなければなりません。

特に2~3速間のシフトタッチに影響が出やすいため、この間のシフトタッチに違和感が
出始めた場合は、シフト機構も含めた注意が必要であり、オイル交換、クラッチ調整等の
メンテを行ったうえで、事象が消えなければ細心の注意が必要です。

最大のトラブルは上記トラブルによるミッションロックによって、ケースが破損する場合が
あり、この場合カムケース付近まで大きな穴が開く場合があります。
アメリカには専門のケースビルダーも存在しますし、エボ以降でもケース交換を行った
事例もありますから、油断は禁物です。

最大の原因は無理なシフトなので、少しでも入り辛かったり、固かったりした場合は、
メンテをした方が良いでしょう。
ただギアの強度が落ちてきてる場合は、スロットルを戻し、後輪の抵抗が掛かっただけ
でもギアが割れてロックに至る場合もあります。

ただこの時ばらしても、原因を見つけることができないこともあり、正直壊れてみないと
ドコが逝くか判らないことも多いので、やはり注意はし続けなければなりません。

それでも慣れてくれば、スムーズなシフトワークは可能なので(旧英車乗りには普通のことと
言われてしまいますが 笑)、上手に大事に乗るためのコツのようなものが存在する車体だと
いえます。

現行や5速にはない、独特の感覚がある4速ですが、弱点を良く知っておくことで、
無用なトラブルは避けることができるので、そこは乗り方を学んでちゃんと乗ってやれば、
そうそう壊れることはないとも言えます。

ギアに関しては86‘の883だけが違うレシオのギアを組み込んでいて、87‘以降または
1100はクロスレシオを組んでいます。
86‘883でも変更可能ですが、86‘以前のギアを他車に組み込むことは、純正品番が
廃番になっているので現在は純正部品では不可能です。
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by jyai883 | 2006-12-24 12:31

恐怖の4速ミッション

さてさて、人々を恐怖のどん底に突き落とすくらいは、朝飯前の4速ミッションです。
ここはほぼショベルヘッドといっても過言ではありません。

ただ86‘ではショベルと同レシオでしたが、87‘にクロスレシオになり、マニュアル上は
その後変化ありませんが、88‘で3速が。90‘で1速が変更になったと聞いているので、
これはパーツリスト上で追いかけるしかりませんし、実態は定かではありません。

また90‘で品番変更を受けているのは確実で、修理の際に問い合わせてもらったところ、
フェイスの面取りが違うだけとのことでしたが、試しに換えてみましたが、さしたる変化は
ありませんでした。

ただショベル以降シフトギアは、焼入れの処理や加工方法が変更を受けたりしているとの
噂がありましたから、一応念のために最終を使ったにすぎません。

4速のミッションは5速と違い、シフター機構が独立していないため、全てカセットミッションの
トラップドアを外し、ギアごと抜き取って全部ばらさないと到達できません。
このシフター機構は全てトラップドアの裏側にあり、見方によってはギアの一番奥にあるともいえます。

構造はあまり複雑ではありませんが、結構仕上げが荒く部品の個体差もあり、
修理の際、組み付けるメカニックによって違いが出やすいところでしょう。

特にドラムにクリックを与えるロッカーフォロァはいかにもダイキャスト製品ですが、
バリとかそのままだし、初期のシフトの渋さはだいたいここが原因で、いい加減にシフトしてると
折損につながり、じゃあ精度を出したらどうなのかと、高精度切削加工された部品は、
ことごとく使いものにならなかったやっかいな部品です。
ジッパーズなどが対策品をだしたものの、使えなくて製造が中止になったりしたので、
現在は純正以外、対応しません。
また、ここが逝くと、ほぼ同時期にフォークローラーも逝くので、一緒にあけたついでに交換したほうが、安上がりというのは、友人の4速師匠メカの受け売りです(笑。

この友人に修理の際、ドラムの面取りや、当たりの調整をしてもらったところ、今はシフト時の
ショックや音が5速より小さいくらいですが、彼は亡くなっているので次はどうしようかな?。
やっぱり深谷に陸送か?。

次はギアですかね。
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by jyai883 | 2006-12-14 06:00

とりあえずエンジン2

さて、4速のエンジンですが、色々言われていますがとりあえずの公表された出力は、
当時のオーナーズマニュアル(英語版)では馬力55hp、トルク55ib-ftでした。
1200に至っては68hp、72ib-ftで鵜呑みにすれば1200Sとほぼ同等と言うことになります。
まあ乗った感じは98‘の1200Sの方が遥かにパワフルでしたが(笑。

ベンチに乗せた計測でも、それなりに手が入った物であれば、後軸で48~50ps、トルクで
6,8kg程度は出ていたので、まあ嘘ではないわけです。

さてオイラの4速883は吸排気のほかは、点火系をそっくりスクリーミンに換えてありますが、
当時のモジュールはレーシングオンリーなので、ノーマルカムにも関わらず8000リミットの
設定になっています。
まあ普通ではリミッターが効かないって訳です(笑。

では実際ぶん回すとどれくらい回るかと言えば、上はとりあえずオイラの体重のお陰で
あまり回りません(0.1t)。
オイラが出した最高速度は、伸び一杯で機械式メーターで170kmでした。
160までは普通に伸びますが、そこから上は我慢しかありません。
オイラより体重が40kgほど軽いヤツを乗せた時は、170は結構あっさり出たみたいですが、
あまりに伸びが遅いので、それ以上はやめたみたいです。

1速2速では抵抗が軽いので更に、回ります。
ぶっ壊れるのを覚悟でやったことが、10年ほど前にありましたが、1速110、2速140でやめました、本当に壊れそうで、それでも頭打たないのでやめて以来そんなことはしてませんが、
意外と高回転でも元気です。

ただオイルだけは気を使いたいものです。
最低でも純正以上を使った方が、心配しないで済みます。
以前バルボリンを入れてぶん回した時、1速80でヘッドから音が出て直ぐやめたのですが、
恐らくサージングしたのでしょうか?、直ぐオイルをスペクトロに交換したのでそれ以来音は
出ませんが、そのとき以来安いオイルは入れなくなりました。

あとXR1000の話で近藤さんに聞いたのですが、同じことがクラブマンの長期インプレでもあり、強度の問題と言うよりは構造的な問題ですが、高回転からの急激なエンブレでは、思わぬところが逝ってしまいます。

クランクシャフトのカム側には駆動用のピニオンギアが切ってありますが、4つのカムの強烈な
抵抗に引っ張られ続けると、この部分がもげてしまいます。
当然バルブは駆動しなくなりますから、走れませんし、ケースを割ってのクランク交換になりますから、当然金額的負担も大きなものになります。

過激なエンブレは禁物の理由は、ミッション以外にこんな所にあるのかもしれませんね(笑。
まあ普通には起こりえないことですが。

それでも、アルミシリンダーに貫通スタッド、軽量コンロッドとXRからのフィードバックもあり
普通ではなかなか壊れないと言う印象が、オイラにはあります。
しかし883では直径で更に12mmほど削っても、普通に使用できる分厚いスリーブが打ち込まれているし、1200まで排気量を上げてきているにも関わらず、ショベル同様のミッションを装備しているなど、訳のわからない部分も多々ありますが、どんな評価が下されようと、オイラが買ったときはコレしかなかったので、それなりの付き合い方を体で覚えて、どこまで無理が利くか判れば、現行車にも負けない実力を有しています。

まあ平気で壊れる時は、あっさり壊れますが(笑。

次はミッションですかね。
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by jyai883 | 2006-12-10 22:48

どえは4速エンジンなど

え~数値的なものでどうだと言うには、あまりにプアなエンジンではありますが、
登場と同時に、ハーレー史上最強を謳い、883で55馬力(60年代の最強のCHと同等)
と言われたものの、ノーマルでエキスポートマフラーをつけてると、全開120km、最高140km、シグナルグランプリは125以上には絶対勝てない、なんでやねんなパワー。

当時テスト走行したMHR1型(ドゥカティー マイクヘルウッドレプリカ)と比べても
ほぼ同様の排気量ながらその走りは、サラブレッドとポニーくらい違う。
それでもクラブマン長期インプレや、自分で起こした変な事件のお陰で、いじれば何とかなるのかなと、思い始め、現在に至ります。

マフラー側の外見はヘッドブロックを隠せば、ショベルのXLX61とほとんど変わらない。
プライマリー側は新型ケースカバーでXR750ッぽくしてみたものの、そのままショベルの
ケースカバーがつくだろうと思わせる、リップライン。

壊れているような音がするメカノイズ(基本的にノック音や大きな擦音がなければ問題なし)
やトルク変動でアクセルワークと同時に感じるコッキング感(チェーンだからね~)などなど
現行以前の問題で、5速と比べても、ある意味コレがハーレーなのかと思わせるものでした。
まあ良い意味でも悪い意味でも、オリジナリティーは溢れています(笑。

しかしある日、暖機走行しながら高速に上がり、そのまま忘れて調布まで走って
高速降りて信号待ちしてると、エンストするので見てみたら何と半チョーク。
すぐプラグチェックするも、キレイに焼けてる。
おいおいそんなに薄いのかよ、って現在の泥沼に落ちていくきっかけはそこからでした(笑。

吸排気でちょいといじると感じは激変、振動は角が取れ回転の上がりもスムーズに、
変なトルク感は薄らいだものの、するする上がる回転と、吹け上がりはお前サボってたろってな感じ。

とりあえず本気が出せるようになるとこのエンジン、ちょいと荒っぽいとこと、意外と融通が利く
フレキシビリティーでなかなか面白い。
5速になってちょっと良い子になった感があります。
まあ駄々っ子のミッションには誰しも悩みますが(笑。

まあショベル以上の信頼性と、ショベルから受け継ぐ怪しい速さともろさのお陰で、かなり楽しい性格です。
意外と巡航性能も高く、平気で140くらいなら巡航して見せます。
振動は細かいピッチながら痛くなるほどでは無く、150以上でリアのヨレからくるフロントのお釣り(ハンドル先端が自転車のぺダルみたいに動く感じがあるけど怖くはありません)を我慢できれば、結構なペースで走れます。

電気もやってカムも換えれば、平気で壊れるまで回ってしまうお馬鹿なエンジンですが、
今となっては古きよき時代の末裔でしょうか。

ちなみにインスペクションホールにはまる、変なスリットのキャップですが、これはどのハーレーも持っていないステータスがあります、それは・・・。

実はこのホールキャップ、かの95‘くらいに活躍せずに(2位なったことはあったな)終わってしまった水冷レーサーVR1000と共通部品なのです!。
だから何だよと言わないで、ちょっと自慢なんだから(笑。
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by jyai883 | 2006-12-09 21:07

4速を絡めながらの「明日のバイクを考える会」報告(笑

去る12/2に行われたタイトルの会、そこには80年代末オイラがクラブマンを読みながら驚嘆した、無理やり上にオフセットされたタンクに赤文字のCRキャブをつけたマシンの製作者と、
卓越したアイディアと実証主義に裏打ちされた製品開発、そのオリジナル性で一部の
スポーツスター信奉者から絶大なる支持を受けるショップオーナーが目の前におりました。

彼らはこれからのバイクを取り巻く状況の変化と、行政による規制と言う大きな障壁に対し、
ユーザーやショップとして以上に、まず一人のバイク乗りとしての提案をするべく、有志を募り
ここに「まず何ができるのか?、そして何をするべきか」を問うためにこのささやかな会を
開きました。

その趣旨に賛同した少ないが、決して小さな存在ではない人々が集まり、今後この会が
どんな役割を担い、どんな影響を各界に及ぼすかをまだ知らぬまま、和気藹々とした
宴に酔ったのでした。

  めでたしめでたし・・・ってまだ始まってね~よ(笑。

ってな訳でそのような過去にするべく未来に住むオイラ達は、バイクについて語らってきました。

4速の話もちらほらあり、近藤御大は「4速スポーツスターは売りたくない!」っと言い、
(今は亡き名ハーレーメカニックも、オイラの友人に同じことを言って、釘を刺してました 
笑。 まああの不完全さはショップとしては売りたくないでしょうが、それでレースしちゃって
ドカ蹴散らかしちゃうんだから、その入れ込みは押して知るべしでしょう 笑)
ジョッキー新井氏は様々なパーツを開発しながら、実は秘蔵の88‘スポーツが実は大のお気に入りだと暴露し、昔から知ってる人たちは、あの変なバイクの楽しみ方や勘所ををちゃんと押さえているんだなと、感心しきりでした。

しかし以前から薄々感じていたのですが、オークションに出品されるCVキャブと1200Sの
エキゾーストシステムの相場を上げたのは、どうやらオイラの書き込みが原因らしいし、
03‘くらいで日本使用のエキスポートパーツとして、1200S用のマフラーが883のOEMとして
採用されてきたのも、オイラの書き込みのせいらしいのではって話は、どうやらそうらしいって話があったり、オイラが書いた書き込みが一人歩きをして、データのみがお客さんサイドに伝わり、店に持ち込まれたりとネットの影響力の大きさに感心しきりでした。

以前からネット上でお知り合いになっていた方々とは、妙な距離感や違和感無く話せたし、(書き込みなのにお互い遠慮知らないせい? 笑)今後の展開が楽しみです。

さあこの会が、最初のストーリーのような展開になるかどうかは?、また   別な   話。
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by jyai883 | 2006-12-04 22:29