2010年 05月 09日 ( 1 )

排気音とセッティング4

純正のクロスフローパイプ持つシステムは、脈動効果や干渉を利用して排気効率の向上に狙いが
ありますが、出力回転にあわせるか、トルク回転にあわせるかで設置場所が異なり、より早い位置で
繋ぐ場合はトルク型、より遠い位置で設置されるものは出力型と言われます。
これは接続に至るまでの距離で、長ければより排気慣性を有効に利用できますからより高回転型に対応
できるようになるためです。
集合管も同じことが言え、より開放端に近い位置で集合させることによってお互いの慣性を利用して
効率化を狙います。

さてセッティングは、どちらも似たように思いますが、最終的にはサイレンサーの容量によって左右されるのは
同じですが、クロスフローパイプが近い純正エキパイは比較的やりやすいです。
脈動効果により特性はドコでも同じようなので、あまり気を使わずセッティングができます。
よくセットが出ている状態では、気になる高音も無くなり2気筒らしい音がします。
角も無く耳には心地よいですね。

近年のスポーツスターでは設置位置がサイレンサー直前まで移動しているのは、トルクより出力型に
移行していると考えますが、この状態では集合間のように中間で谷が出ることが考えられ、この解消には
その部分でやや濃い目にセットするこが有効ですが、丁度規制に関する偏移的な点火セットが行われる
部分と重なるため、加速に障害が生じているのではとオイラは考えています。
(キャブの頃はこれが結構有名でしたが、完全EFI以降後は改善されたんですかね?)
集合管、特にスパトラの2in1でも2000くらいのところで谷が生じることは良く知られたことですが、
この場合はニードルを1つ上げるか、SJを上げるか、その両方をやるかはその出方やライダーの
乗り方によって選択肢は変わります。

集合管においてのセッティングも比較的判りやすいと思います。
恐らくシステムの違いによりますがMJの選択幅は集合管の方が上に広いように感じますが、
色々な要素が変化すれば、当然違いますから一概にはいえないところです。

集合管の音は早い段階で連続した音になりやすく、好みの別れるところですが、オイラは好きですね。
特にスパトラは独特なので好き嫌いがハッキリしてしまいますが、吹けきった音はハーレーらしさとは
程遠いものの、吹け上がりと共に気分は最高です。

相対的にはどの排気システムを使用しても良くセッティングが出ている状態では、爆音でなくなりますし
音の大小はサイレンサーによって変わりますが、音質は心地よいものであることは同じように思います。
特に1200ではもともとトルクがあってごまかされてしまうことがありますが、セッティングを詰めていくと
音質の変化にも気をつけることで、知らない部分が見えてくることもあります。

1度だけ実験で近所で大ヒンシュクを買ったサンティーのサイレンサーを純正エキパイにつけたことがあります。
こいつ柄も小さく、中身も消音材のないプレッシャープレートのみの直管でしたが、やや濃い目にふって
セットを出したところ音は大きいものの耳障りではなくなりました。
ノーマルキャブのままつけると中回転域で谷が出て、加速しないスポットが出たりしたのですが、
それも無くなり、結構ご機嫌で走ってしまったことがあります。
それでも音量はそれなりにあるので、実験終了後すぐ外しましたが離れていれば全く気にならない
レベルでした。

このように様々な要素でセッティングは変わりますが、音の変化もありそれによって
状態を知ることができます。
もっと低音が出ないかな~って思ってる方は、もしかするとマフラーのせいではないかも知れませんね。
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by jyai883 | 2010-05-09 13:13