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どうなんだろ?6.

今日はウォブルを考えて見ましょう。
最近ネット上でハーレーのウォブルについて見かけるようになりました。
今日読んだクラブハーレーにも02‘に職務中のおまわりさんがアメリカで吹っ飛んで
訴えられている記事が出てましたし、コレの関連で09‘のFLではフレームも含めた
ある程度の数値的改善がなされている事が書かれていましたね。

さてでは実際はどうなのかと言えば、実際事故がおきたスピード135kmでは
オイラは特に問題がなかったように思います。
少なくともオイラの4速では140kmまでは問題はありません。
ただ150kmを超えてくるとゆっくり大きな周期でスネーキングが始まります。
この速度で巡航するとゆっくり車体がよれていることが確認できます。
感じとしてはハンドル先端がゆっくり自転車のペダルを漕ぐような左右別々な動きをはじめ、
リアはその逆の方向にゆっくり揺れだします。
ただこの状態で巡航していてもオイラは危険とか怖いとかと言う急激変化ではないため、
前傾に伏せて、ハンドルを押さえ込んで走ってしまったりしてましたが、コレを嫌がる人たちは
スタビをつけたりして対処してるみたいですね。
ダンパーに関してオイラは中低速時の軽快感が損なわれるので、オイラはお勧めしませんが、
レースなどでは有効となります。

ウォブルの原因は車体剛性や空気圧、タイヤのグリップとの相性みたいな物が原因と
されてますが、色んな話を聞いていると、極端にグリップするタイヤでなければフレームの
ヨレが後輪で逃げるので、通常の状態では出ないようですが、1度BT39を履いた友人から
質問があり「スポって140ぐらいでフロントが振られるのか?」と聞かれた時でした。
オイラはよれるけどそんなことはないよと答えたけど、色々調べると極端なハイグリップ
タイヤを履いた車体には偶に出る事例でした。

友人に状態を聞くとロックトウロックと言うので危ないからやめろと言ったものの
ツーリングタイヤなどのグリップでは余り問題にならないのですが(前述のようにヨレが
後輪からある程度路面に逃げる)、ハイグリップタイヤではヨレが逃げる事ができず、
お釣りとしてフロントが振れだすようです。
特に高速走行時のレーンチェンジや追い越しなどがきっかけになったりします。

まあタイヤのせいというより、車体との相性ですがレースをやってる方々や実際履いている方々からは異論も出るでしょうが、ある程度サスペンションセッティングやスタビ、ダンパー、フレーム
やスイングアームの補強をしてシャーシ剛性をを上げている車体では起こりにくいと考えられます。

現象としてはその車体の走行限界で起こることは知られていますが、以前のスポーツスターは、03‘までの後期5速にしても基本的には83‘のフレームですから、それほど高い剛性は
与えられていないと考えられますし、極端なスポーツ走行やスピードクルージングも想定
されてはいないと考えられるので、致し方ないでしょう。

まあある程度発生原因がわかっていれば、危険じゃない程度に遊べるし速度も出せますから、
(160オーバーくらいまでは全然平気ですが、今のオイラにはできません、笑)それなりに対策
講じて、そう言う事もあるとわかっていれば危険も回避できるでしょう。
もし起こってしまった場合は、前傾を取りゆっくり速度を落として揺れが収まるのを待つのが
得策です。

昔の英車乗りに言ったら、よれるもんだよって笑われるかもしれませんが、カチっとした車体
の日本車から乗り換えた人は驚くでしょうね~。

同様の現象で80以下の中速域で起こるシミーと呼ばれる現象も同じですが、この場合は
ちょっとしたホイールやハンドルのバランスの狂いでも起こったりしますから、更に原因特定は
煩雑になりハンドル交換やタイヤ交換などの日常整備で直ってしまったりします。

次は更にFL系について考えて見ましょう。
by jyai883 | 2008-10-16 21:39
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