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それではそろそろセッティング10

意外と言葉として字で伝えるには難しさを覚える足回りの説明に
連日四苦八苦しております(笑。
っで今日はローダウンを考えます。

オイラが初めてローダウンの車体に乗ったのは奥様号の97‘ハガーでした。
この頃のハガーは潔い前後2インチのローダウン。
オイラはローダウンした車体の走りには懐疑的でしたが、実際乗ったら差にあらん。

結局サスの沈み込みの位置はスタンダードと同じですが、そこまで約5cmのストロークが
無い事になります。
オイラはスポーツスターのコーナーリングは、ギリギリまで減速してクイックに向き返して、
素早く立ち上がるのが身上と考え、この曲がり方だとフロントの舵角で曲がるため
大きなバンクは必要としないのですが、ハーレーってこのためのスイッチが付いていてると
思えてしまうのですが、コイツがやりやすい。
本来タメのためのストロークが全く無いため、挙動はいきなり始まりますが、解っていれば
効き始めの速いブレーキングを意識しながらクルクル回ります。
あ~こんなのもありなのねと感心しました。
バンク角の無さはこんなものと割り切って、擦らない程度で走っていれば結構楽しめます。
全体的車高の低さは安心感にも繋がりますから、意外と小さいコーナーの連続は面白かったですね。
ただ2インチダウンの純正リアサスは硬いばかりで腰が無く、大きな挙動では直ぐ底づきするため
奥様号は出たばかりのオーリンズのショートサスに交換しました。
同時にフロントのオイルも交換して適性量にしたのですが、このときノーマル値が354cc
だとわかり、それまで350~360ccくらいと幅を持たせた調整をしていた39Φフォークの
オイル上限をハガーと同じと決めました。

それと意外と面白いのはノーマルからリアだけ1インチダウンした車体です。
最初からリアに荷重が掛かったような状態ですから、余計な事をしなくても車体が
素直にコーナーリングします。
このときスタンダード以上にフロントに荷重が掛からないので、ノーマルのままでもOK。
角度が変わるフロントサスは柔らかいノーマルでも意外としなやかで、
リアさえしっかり踏ん張ってくれれば、お気軽なコーナーリングができます。

意識しなくても最初からリアに荷重が乗っているので、ブレーキングと切っ掛けさえ
与えれば意外と素直に曲がるには驚きました。
スタンダードの車体ではよく言えばニュートラル、悪く言えば何もしてくれませんから、
乗り手がコーナーリングを意識して、操作する必要がありますが、それが結構簡単に
できてしまいます。
このセットはノーマルスタイルなら見た目もあまり変化が無くありかなとも思います。

車体のローダウンは足つきやスタイル的なカスタムとして行われる事が多いのですが、
走りにも大きく影響を及ぼしますから、それなりに考慮が必要でしょう。
特にストロークを減らす事はある程度の割りきりがあるとはいえ、底づきや突き上げは
乗り心地に大きく影響しますし、減らしたストロークをある程度補えるサスのセッティングを
必要としますが、極端な場合を除けば見た目以上に楽しく走れてしまいます。
by jyai883 | 2008-05-27 19:03
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