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それではそろそろセッティング

バイクは色んな場所をセッティングしますが、オイラがは初めてセッティングに手を染めたのは
キャブのセッティングでした。
ドノーマルキャブのセットMJ#170、SJ#35、加速ポンプなし、ニードルは加速ポンプなし専用。
この状態で883は3年ほど、マフラーを変えて乗っていました。
この頃のインターナショナルマフラーは、フロントサイレンサーが二重バッフルで恐ろしく
抜けず、連結管なしではまともじゃありません。

サイレンサーを変えただけでも体感パワーはアップしました。

きっかけはいくつかありました。
純正SE、オプションカーカーと来て、スーパートラップの2イン1になったとき、
チョークを閉め忘れて高速走行したときのすばらしい走りをしました。
そして只の興味本位でSEのハイフロークリーナーをつけたときのパワー感の希薄さや、
加速の頭打ちなど、もうコレはいじるしかない!。

っがノウハウがない(笑。

そこであれやこれやと調べ始めます。
とりあえずノーマルくらいは走るようにしようと思いました。
(この頃のオイラは素直に元に戻すと考えるほど素直じゃなかったわけです 笑。)

正直SEのハイフローをただつけた状態では、吸気量は確かに増えている。
っがノーマルMJでは適切な割合のガスが供給できず、最高速はノーマルより伸びません。
加速はノーマルより速いものの、頭打ちはノーマルより早く、そのときつけていた7番のプラグは
真っ白。
エボでは碍子の白い状態は正常ですが、さすがに碍子の根元まで綺麗に焼け切って、
新品みたいでは考え物です。

とりあえずメインジェットの番手を上げる事にします。
この頃、メインジェットの番手の違いがジェットの通路直径だと言う事を知らなかったので、
それを知った時は感動しました。
(例外もあり社内番号をつかうものあるしMJそのものがないものもあります)
さてメインジェット#170のケーヒンCVK40キャブレター。
コレがどれくらいのものなのかわかりません。
ただドノーマルではこれでもそこそこ走ることは解っています。

まずハイフローでそこまでやってそこから先は必要に応じていじろうと決めました。
そこでまずハイフロークリーナーがノーマルのスポンジフォームクリーナーより
どれくらい吸入量が上がるのか考察します。
資料はまったくありません。
91‘当時はネットもありませんから、そこからは推察していくしかありません。

そのころ読んでいた本にこんな記述がありました。
「流体の流入量はその通過管の直径の二乗に比例する」
つまりこれはメインジェットを通るガスの通過量はMJの直径の二乗に比例すると読めます。
あらゆる条件を同一と考えれば、単純にMJを通るガス量を推察できます。

つまりオイラの中では#170のMJが基準と考えます。
単純に#170のMJより30%ガス量を増やしたければ、直径は1・7mmですから
この二乗に1・3を掛けた数値の平方根が30%割り増しのMJと言う事ができます。

この平方根は1.938・・・になりますから、この場合は#190~195を範囲とします。
ハーレーのMJは5番刻みですから190か195で実走することになります。
実際オイラは当てずっぽうでSEのハイフローを2割り増しとふみました。
このときの数値が1・8622・・・。
っでとりあえず#185をつけるに至ったわけです。

まあ数値と実際は違いがあるのですが、この数値は大きく外れる事が無かったので
今でも使っています。
まあそこそこの数値だと思います。
実際には#180~195までは5番刻みで全部やりましたが、#180と195はトップエンドで
同じでもっとも最高速が伸びなかったのでこの二つが上下限でしょう。
ただこの2つのMJでも最高速は狙わず特定の回転数を狙うなら、大きくハズレではありません。
オイラの883では実際#185と190が良く、特に#190はトルクフルで排気さえ良ければ
1番合ってるかもしれません。
ただ少し中速で濃いところが出やすく加速のつながりは良いものの、巡航ではややカブリ気味です。
まあ燃費問題なので実際の走りには濃さは影響しませんが、アクセルのオンオフに少し
ギクシャクする感じはあります。

現在は最初の#185でニードルで調整していますが、コノくらいの方が軽く吹けるし
使い勝手は良いですね。
ただし排気の抜けが良いという条件は付きます。

最も良かったのはスーパートラップのエンドディスク18枚の時で、このときの加速は
どちらも最高でした。
たった5番の違いでもキャラクターが違う加速をしていましたね。
今の#185は1200S純正ではトルクフルにMSマフラーではパワー感を伴って加速します。

実際のこれらの純正ジェットの検証実験はダイノジェットセッティングをやった後にやったので、実際は03‘頃の事で、更に10年前のオイラはMJを変更して満足し(実際ノーマルよりフィーリングは良くなった)エンドディスク10枚のスパトラで走り回っていました(笑。
セッティングの観念を確立し、実地の検証が始まるのはダイノジェットの装着以後になります。
by jyai883 | 2008-05-16 21:21
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