そしてオイラはスポーツスター 1

どこから書こうか考えましたが、今更時系列を追っても面白くないので、
今更にスポーツスター馬鹿になってしまったきっかけから書きましょう。
1988年、昭和63年に指たる思いいれもないまま、ハーレーに
乗ってみたくて手に入れたXLH883スポーツスター。

ハーレーを知る上では、オイラにとってこれは大きな間違いであり、
大きな誤算でした。
なぜなら当たり前に語られるハーレーダヴィッドソンの走りを
誤解しないですんだことでしょう。
第一印象は「変なバイク買っちゃったな」でしたが、
これは意味合いは違うものの同じ表現のまま今でも使います。

そのポジションには馴染めず、動力性能あまりに遅く、
エキスポートパーツをつけた883は、今と違い洗練されず、
野暮ったく、鈍重でした。
とても900ccもあるVツインエンジンのバイクとは思えません。
同時期試乗させてもらったドカティMHRのタイプ2とはもう雲泥の差。
発進では125より遅く、フロントプレーキでは全然止まれず、
ホンダに慣らされたものには全く曲がらないハンドリング。
もう巷で噂されるハーレーの悪いところを具現化したような感じ。

最初の数ヶ月は冒頭のせりふ「変なバイク買っちゃったな?」と
思い続けていいました。
丁度前年の‘88に大きな仕様変更を受け、新しい試みがなされ、
その結果に対する仕様変更を受けていなかった前期型の‘89883は、
同様のトラブルも抱え、マイナートラブルやリコールも数回、
正に楽しいハーレーライフの始まりでした(笑。

ただ乗り慣れてくると、こいつは国産のようにバイク成りには
乗りこなせないことに気づきます。
走る 曲がる 止まるにちゃんと意識がないと走れない、
それぞれの動作は明確な意志によって決定され、
ライディングに意識がない限り気持ちよくは走れないことが分かります。
これに気づけば、それぞれの動作に意識をむけ走り回れば、
驚くほど素直に、そして意志のままに走り回れる。
実際にこれに気づくまで、2台目のハーレーファットボーイを買うまで、
解かりませんでしたが、ビッグツインを持ったお陰でハーレーの乗り方が
解かり、かつこの明確に違うこの異なるエンジンを積んだバイクの走りの違い、
共通点や相違点の明確な差異などを理解することができたと思います。

ビッグツインを持ったお陰で、走れるようになったスポーツスター。
そうなると更なる疑問や改善点、明確な走りの違いとその操作法など、
自分の中には常に「なぜこうなるのか?」「どうしたら改善されるのか?」
走りに行くたび考えるようになります。
これがなければ恐らく883は今では手元になく、ファットボーイと
もう1台スポーツバイクがあるような状況でバイクをいじり倒すことも
なかったでしょう。
その「なぜ?」がなければ、このブログ「スポーツスター馬鹿一代」も
なかったわけです。

これについては購入後1月半後くらいに感じたことがありました。
その頃少しでも慣れようと、仕事から帰ると時間を見つけて
乗り回していました。
どれもこれもダメだなーと思っていた頃で、
いわゆる動作のメリハリを意識すると、少しはこのプアなバイクが
走れることが解かりかけてきたある日。
しっかりブレーキングして、軽くきっかけを与えた倒しこみ、
アクセルを開けながら立ち上がると素直に走ることを発見した
最初の日でした。

調子に乗ってスピードを上げて言ってもサスが沈んだまま、
しっかり路面をグリップして曲がっていく。
アクセルを開けた瞬間、リアタイヤは路面をつかんで加速し立ち上がる。
あまりの面白さに夢中になり、ノーマルタイヤのK181の平べったい
タイヤのショルダーを超えて初転倒を期してしまいました。
でもこの記憶が、ずっとオイラを掴んで離しません。

走り方が解かってくれば、不満な部分に手を入れていけば言い訳で、
それが現在に至る自分自身の「なぜ?」への答えだと思っています。
もっともこのときのあのフニャフニャな足回りで、なぜあのように走りが
できたのかの答えが出ていないので、ドノーマルの883が欲しいと
今更言い張っているわけです(笑。

この一件の後、カッコはいいけど余りにクソタイヤだったK181は
あっさりエイボンロードランナーに履き替えましたけど(笑。
だってバンクしていくとこれ以上はタイヤないのが判るように
なってしまいましたから(笑。

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by jyai883 | 2015-10-30 19:48
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