まだまだなのかな?

「禅とオートバイ修理」と言う本があります。
単行本でも1000ページを超える本です。
内容はタイトルと一見関係ない、友人とその彼女、主人公と息子の4人で、サマーバケーションに
キャンプツーリングに出かける話。
主人公は精神病から、古い電撃治療をうけ、記憶の一部を失い、この旅の最中、
自らの心の再発見をして行く内容。
バイクで走り、走っては直し、そんな中で起こる精神の開放。
最初に見たのは10代に頃でしたが、しばらく絶版で、数年前に文庫本2巻で再販されました。
表紙が2巻割りのショベルヘッドだったてのもありますが、改めて購入し読みました。
10代の頃は理解できませんでしたが、今なら分かるような気がしたからです。

よく人生に翻弄されると言いますが、オイラは正にそんな感じで今まで過ごしてきました。
子供の頃はいい思い出しかありませんでしたが、10代から今の50代まで、何回もあらゆるものが
崩れ去る経験をしました。
それでも根が楽観的なのか、挫折することなく、そのたびに何とかなるさと生きてこれたのは、
周りの友人や、今なら家族のお陰でしょう。
そして何より、人生の半分ほどを一緒に過ごしてきたスポーツスターのお陰かもしれません。

何があっても手放そうとは思いませんでした。
ただ乗れなかった時期は、相当苦しみましたが、結局やめるのやめてしまい今に至ります。
病を得ても、結局バイクに乗りたくて、帰ってきちゃったようなもんでしょう。
何故ならば、今までスポーツスターが与えてくれた精神的な開放は、オイラの苦悩を取り去って
くれたといっても過言ではありません。

オイラの4速883スポーツスターは、オイラに多くの満足を与えてくれます。
本来社会の中だったら、いろんなことをしなければ得られないような満足を
その走りの中で、メンテナンスの中で、カスタムの中で与えてくれます。
コーナーリングしながら、キャブチューンをしながら、メンテしながら、カスタムしながら、
オイラは、思考的な、想像的な、物質的な、実験的な、答えを貰い、満足します。
そして次の疑問をスポーツスターにぶつけながら、答えを待って生きています。

人から見れば金銭を浪費し、時間を費やしてるかのごとく見えるかもしれません。
でもオイラにとってはそんなことで大きな満足が得られ、自らの責任でやっているので
何でもありません。
ソコから得られる満足感と充実感が生きる糧に十分になるからです。
このために生きようと強く思えるからです。

スポーツスターは、よき友をくれました。
スポーツスターは、深い知識と思考の方法を教えてくれました。
スポーツスターは、走る快感と広い視野をくれました。
スポーツスターは、物の本質を教えてくれました。
スポーツスターは、ただ与えることを教えてくれました。
この25年間、実は彼は友であり、教師であり、恋人だったでしょう。

オイラはスポーツスターに乗るときだけ、まるでプロペラ機に乗るような感覚で、
自分の精神の大空に舞い上がることできるように思います。

だから、もう役目は終わったと思えるような古いバイクで、
オイラはブログを書き続けているんだと思います。

それを伝え続けていきたくて、オイラはガレージの中で思考しているのです。

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by jyai883 | 2014-06-11 17:36
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