職人技

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コレは友人のE/Jさんが売ってる「東京ステップ」です。

このフリスコスタイルのアップステップステーを見ていると、すげ~って感心してしまうのです。
HPで何のてらいも無く、ただ「こだわりの鋳物肌」とか何とか言ってますが、
この手の砂型鋳造は、1つ1つ製品としてのばらつきが出やすく、製品の均一化は、
至難の業です。

これを単一に同じタイプの部品とする事は、非常に難しく、通常鋳造時に起こるヒケやゆがみを
均一化するために、精度を要求する部分だけ、面だしなどの機械的加工をするのですが、
そんな加工は全くされていません。

コレは鋳造段階で、非常に精緻な詰めが行われている証拠ですね。
ましてや取付けに際しての穴あけ加工をしてあるのですが、取り付け穴しかあけていません。
工業高校で実習をしたやつならわかると思いますが、コレがどれだけ難しいことなのか
もうこれを実習過程で、課題提出したら、3年分の単位が取れてしまうほど凄いものなのです。

大体単品鋳造品が、取り付けにおいて何の補正もされないまま付いてしまうし、
ましてや単純に逃げを作る為に、平板のスペーサーを入れるだけで、ガタやゆれが出ない、
ましてや体重が掛かるところなのに、変形が起きないのがものすごい。

スタイルとしては古いフリスコスタイルの焼きなおしながら、これがポン付けでできてしまうのですから、
今までにない画期的な製品だと思います。

まあ、スタイルの嗜好性としては、オイラのカフェレーサーもどきのCRJとは真逆の存在ですが、
単純なスタイルパーツとしては、恐ろしく手の込んだ、手間の掛かったパーツですね。

っま自分がつけるかつけないかは、好みの嗜好性の問題ですが、
それと価値観は別物で、製品として良いものは良いと言わなければなりません。
世の中こんなもんを作っちゃう人がまだまだいるんですから、驚きですね。

値段にしても本来ものには「相場」ってものがあって、納得できる金銭価値ってモノが存在
するのですが、こんな金も手間もかけておいて、良く商売になっていると驚きです。
だって確かにモノはよいけど、これじゃ商売にならないでしょう?(笑。
なんかE/Jさんの男の意地が見え隠れする、そんな一品ですね。

コストダウンを考えれば、結構安く作れてしまいそうですが、この精度とクオリティを維持するのは
不可能でしょう。
今の日本では、一様に安ければえらいみたいな感じがありますが
(まあホームセンターに勤めていて言えた義理じゃないのですが 笑)、
物の値段って、ある程度の値段以下では、もうほとんどが使い捨てレベルであることは事実だと思います。
せっかく苦労して買ったバイクを、更にカッコ良くしようとするのに、値段だけのゴミみたいなパーツは
つけたくないとオイラは思います。

オイラがだんだん純正部品を多用するようになったのは、そのオーバークオリティと思える位の
品質の部品が、ゴミみたいな値段で手に入るため、一人喜んでやっていたのですが、
実際問題、新品で注文するとその値段は、恐ろしいものになってしまうのは、当然の品質だからでしょう。

オイラの場合、身体的問題で(膝が壊れているので、両膝とも曲がらない)バックステップも
無理なので、このステップをつける機会はありませんが、
このステップに出会えた方は、幸せだと思います。
だってこの値段で一生もんですからね。
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by jyai883 | 2013-01-18 23:18
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