さてさて、‘02それまでとっかえひっかえパーツ交換をしてきましたが、
ハーレーに乗ると必ず交換されてしまうパーツ郡。 それまでは何も思わなかったのですが、ふっと「純正部品のクォリティってそんなに低いのか?」って 思いが出てきて検証し始めることになりました。 欲しいパーツは知り合いに聞けば、いっぱいあるし欲しければくれたし、ないものはオークションで 格安で入手可能だったため、結構面白かったですね。 丁度それを始めた頃の画像がコレです。 これは友人が撮ってくれたものですが、パッと見シート、ウィンカー、エキゾーストが前の画像と 違っています。 まず最初に外されたのは、ダイノジェットでした。 セッティング次第で純正でも大丈夫だろうと思っていたオイラですが、やはり巡航させても以前のように 燃費の伸びが望めなかったので、巡航すると燃費が伸びる純正のジェット類に交換し、 レスポンス改善のダイノシステムは残しました。 っといってもパーツとして残ったのは、ダイノキットの柔らかいスプリングのみです。 全体的にややマイルドになったものの、急かされる感じがなくなり乗りやすくなったのでOK。 マフラーはそのままスパトラでセッティングしたため、大丈夫でしたが、ある日突然‘991200Sの エキゾーストシステムがそっくりうちに来ました。 来たからにはつけない訳にもいかず交換。 ‘98当時、1200Sを買った友人が「サイレンサーが全然違う」といっていたの思い出し、 現物を確認すると確かに長く、太い。 キャブセットはスパトラのまま、ソックリ交換して違いを見ることにしましたが、 驚くことに、スパトラのセットのままごくごく普通に走れてしまいました。 元々が1200用なので883には容量が十分で、全開域ではややつまり気味ですが、 中低速のトルクは太り、かつ消音と排気が両立できるもので、大変グッドでしたから。、 それ以来スパトラは外されたままになりました(笑。 以前カンパニーの公式な見解として、エキゾーストシステムに関してのレポートがありましたが、 その中には突出した性能を見せるものはあるが、トータルな全域において、 純正のエキゾーストシステム超えるものは、スパトラ以外に見受けられなかったというのがありましたが、 確かにノーマルの4速スポーツは制限内の非力さにがっかりしたものの、 制限が外せれば、中々面白いことは認識できたし、純正部品でも適切な選択をすれば クォリティも高く、性能的にもなんら問題ないことがわかってきました。 後に同じエキゾーストシステムが、‘03頃に883に正式採用されたことを、部品番号で知った時は、 笑ってしまいました。 外見が元に戻ってくると、だんだん気になるのが外装部品。 それまではウィンカーなどは小さいほうが良いと思っていたのが、いきなりおミカンに戻してしまう始末。 それが1で使った画像で、検証はハンドルやシートにも及びました。 もっともブレーキだけはそうも行かず、かえたFマスターはそのままだし、パッドも社外のプレミアムで その効きや純正リアパッドで、1組変えてしまう価格差には勝てませんでした(笑。 電装は正直オイラの頃のノーマルモジュールは進角が早く、のちのスクリーミンとほとんど変わらない程度 だったのですが、リミットが6000なので、レーシングに変えたものの、ノーマルカムではほとんど 意味がなく、ハーネスをカプラ式に変えたこと以外のメリットは余りありませんでした。 もっとも90年代後期以降の5速は一段と進角が遅くなるので、効果はあると思います。 うちの全く同じセッティングの4速と5速の883は、この進角により全く違った走りをしますが、 この辺は好みの問題で、ブンブン走るか、トルクフルにスムーズに走るかの違いが出ますね。 この頃の面白い話として、この画像を撮ってくれた友人とこの日初対面でした。 彼は当時ドノーマルの‘02 883に乗っていて、それなり満足していたのですが、 「試乗しませんか?」と言ったら早速乗り出し、オイラの目の前で140でスラロームして見せました。 彼の当時の職業は、本業のほかにプロの4輪レーサーでもあって、さすがコンペテイションの世界に 居る人はやることが違います(笑。 戻ってきた彼が一言「いじるとこうなるんだ~」って感想。 その日を境に、車体周りはコンペテイションの伝手を使っていじられ、エンジンはチューナーの元に ゆだねられ、最終的には1200ボアアップ、後軸86馬力の化けものスポーツスターになってしまいました。 圧倒的なパワーよりは、回していけばどんどん速くなる設定で、開けなければなんともないのですが、 スロットル1/2以上は異次元の世界で、車両の素性と相まって、とんでもないものになってしまいました。 コレにとりつかれた彼は、とうとう2輪のアマチュアレーサーになってしまい、ビューエルでシリーズ チャンプになってしまう始末(笑。 この‘02スポーツスターも最後は限界に挑戦してエンジンブローさせてしまいましたが、 そのときの回転数が8000オーバーでしたから、驚きです。 今ではうちの奥様のお客様なので、ときどき家に現れるのですが、そのときの話になると、 「俺がこんなになってしまったのは、ジャイさんのせいだから」と責任転嫁されていますが(笑、 今ではオイラが完成モデルと言う‘02モデルに関して、ノーマル状態で彼も同様の感想を持っていたことが オイラに確信を持たせる切っ掛けでしたね。 話はそれましたが、、この頃の純正部品の検証が、その後改良された高年式パーツを、 オイラの4速にレトロフィットさせるキッカケにもなったわけです。
by jyai883
| 2012-10-06 09:55
|
カテゴリ
最新のトラックバック
以前の記事
2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 お気に入りブログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||