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経過モデル

ハーレーでは判ってる判ってないを含めて多くの経過モデルあると思います。

有名なのは初期型ショベルのパンケースのものですが、
前記事で書いた、84後期のショベルスポーツも、オルタネータ装備で腰下やシフターが
4速エボスポと同じってのもありますね。
‘85XLXと‘86XLHはカムやギア比も含め、まるで同じに見えます。
同時にマニュアル上では‘86スポのカムやギアは廃盤になっています(その後のものと共用はできます)。

ビッグツインエボの極初期も、腰上はエボですが、クラッチやスターター、4速ミッションなどが
ショベル由来のものでしたね。
初期のマニュアルを見てると中々興味深いです。

ビッグツインは‘92にもあって、翌年の‘93モデルからヘッドブリーザーになるため、
それまで別体だったオイルフィルターがケースにキャスティングされ、ヘッドも変更されましたが、
‘92では間に合わず、クランクブリーザーのまま発売されました。

そしてエボスポーツ5速、‘02でケースキャスティングが変更されたことには
気づいていたのですが、実際はオイルラインも変更を受け、その後のラバーマウントエボと
共通化されました。
これはカムカバーガスケットの変更でわかったことですが、お陰でそれを知らなかった友人のメカは、
謎のオイルプレッシャーダウンに悩むことになりましたが・・・。

ハーレーが同一系統で新しいエンジンをを出す場合は、このような事が良くあるみたいですね。
もっともTCは全く別なエンジンを開発したため、このような相の子的な部分は見受けられませんが、
ひょっとすると排気量は年式ごとに上がっているので、オイラの知らない小さな差異は
あるのかもしれません。

面白いのはエボスポの‘91で、同じ4カムエンジンながら、共通なのはシリンダー、ピストン、
ヘッドカバーくらいで、まったく違うエンジンとして出してきたことでしょう。
当時ひょっとして5速ミッションはカセットで4速に積めるのではと期待したオイラでしたが、
もうシフターからケースの幅まで変化してしまっていたのでがっかりでした(笑。
もっともドラッグの世界では大改造して、4速エンジンに5速ミッションを組んだものもあったようですが、
ソコまでするなら買ったほうが安いかも・・・(笑。

だってプライマリーカバーとケースの間に、ギア1枚分スペーサーが入ってる画像は、
どうやって1次駆動のラインを出しているのか悩んでしまうようなもんでした。

このように自分が経過モデルなのか、レギュラーなのか知っておくことは大事な事でしょうね。
もっともオイラの4速みたいに、エンジンから外装、足回りまで経過モデルみたいなのは、
あまり考えてもしょうがないので、使えるものは何でも使いますけど(笑。

もっともオイラにとっては年式が若いモノを自分のバイクに使用できるかの方が、
大切で、レトロフィットして、違いを楽しめるほうが興味深いですね。
by jyai883 | 2012-09-22 09:08
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