月末、月初めと少々ばたばたしてまして、更新できませんでした(笑。
オイラの中のスポーツスターというバイクは、よく言えばニュートラルで素直。
悪く言えば、何もしてくれずに、乗り手次第。
お陰でこのバイクからは、基礎の基礎、「走る、曲がる、止まる」の動作を意識的にできる様に
教わった思いです。
スロットルを開けられなければ、走らない。
適切にリーンしなければ、曲がらない。
目的を持ってしっかり動作しなければ、止まらない。
国産バイクでは、どれもバイク側の機能が高いため、乗り手側は安易に動作しても、
普通に走れてしまいますが、スポーツスターはどれも意識しなければなりません。
お陰で「バイクに乗る」と言う行為を、意識的にできるようになったと思います。
面白いことに、1度意識ができてしまえば、何に乗っていても同じですから、
お陰でどんなバイクに乗っても楽しい思いができます。
2000年を超え、スポーツスターそれぞれは、各部のグレードアップを果たしながら現在に至りますが、
今のスポーツスターしか乗ったことがない方は、古めのエボスポーツに乗せてもらうと良いでしょう。
「なんじゃこりゃ?」ってのが多分そのときの感想でしょうね。
「こんなバイクに乗ってたんだ」って言われたこともあります(笑。
まあそれでもちゃんとバランスさえさせてやれば、面白く乗れるバイクだと今でも思っています。
でもオイラの人生観やバイク観にもっとも影響を与えてくれたのは、スポーツスターですね。
乗りこなす楽しさは、どんな高性能バイクよりもうえだと思います。
だって公道で普通に乗りこなすのにも手こずりましたが、乗り方さえ解かれば、
意外と思い切った乗り方もできたり、思いもよらない走りができたり、発見の連続でした。
いじる上ではやり方さえ間違わなければ、すぐに効果は現れました。
素性が良いと言ってしまえば、それだけですが、最もシンプルにバイクと言うものを
体現しているバイクだと思います。
だからオイラは現在のスポーツスターのように、余計なものはいらないと思ってしまう
こともあるのです(笑。