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エンジンオイル

今日はエンジンオイルについて考えてみましょう。

オイラはオイルに関して可能な限り良質のハイグレードなモノを使うべきだと
考えています。
純正にこだわる必要はありませんが、直接的にエンジンに関わる物なので
カスタムパーツやチューニングパーツ以上に大切な物だとおもいます。

オイルには様々な役目が持たされていますが大きくは、潤滑、洗浄、防錆、シールだと
思います。
現在のハーレーはショベル以前のエンジンに比べれば各部のクリアランスは
小さくなってきていますから、シールと言う面で以前の様に固いオイルを
選んでいれる必要はなくなってきています。
純正指定はマルチグレード20W50ですが特別なエンジンでない限りはこれさえ守っていれば
大丈夫です。グレードもSG以上なら問題ないでしょう。

ただハーレーのエンジンは他のエンジンと違いエンジン内の躍動部や煽動部にかかる圧力が
大きく比較的オイル切れを起こし易い面を考慮にいればければなりません。
そう言う意味では開発オイルの純正オイルはこのエンジンの為だけにあるのでもっとも
適してると言えます。

また数は少ないのですがハーレー専用にオイルをラインナップしているメーカーもあります。
これもやはり上記の理由でハーレーに特化したブレンドがなされているの適しているでしょう。
また多くの有名メーカー製でも上質のものは大丈夫です。
最近は純正でも化学合成オイルを発売しましたが近年のハーレーエンジンでは慣らしが終われば
確実にこちらの方が御勧めです。
ヘタな添加剤を入れるならこちらの方がずっとエンジンにはいいし効果もあります。

エンジンの走行環境において最も過酷と考えられるのはレースなどの高負荷運転ではなく
実はストップ&ゴーや短距離走行が繰り返される街乗りにおいてであり、
そう言う使われ方をする車両こそいいオイルを入れればエンジンには優しいでしょう。
街乗りでは不完全燃焼等でスラッジが発生し易く、エンジンの各部にかかるストレスも大きなものと
なります。

ハーレーのエンジンの様に慣性の大きなものはそれが却ってマイナス面に働き各部に大きく
ストレスを与えたりしますからメタルスラッジやカーボンスラッジの発生が多くなりこれらを
除去清掃するにはオイルの性能に負うところが大きくなります。
またハーレーに採用されるドライサンプ方式の潤滑はオイルが汚れ易く、すぐ黒くなりますが
良質なオイルは性能的には落ちません。

良く安いオイルを頻繁に変えれば大丈夫と言いますが、基本性能が高くない物を
いくら入れ替えてみても根本的な解決にはつながりません。
1番良いのはハイグレードオイルを比較的短いスパンで交換できればいいのですが
経済的にはそれもきついのでメーカー推奨距離でいいでしょう。
オイルの性能の違いは何万キロも繰り返し使用してオーバーホール時に初めて違いが見出せる
ものですが、普段からオイルに気を使っていれば痛い出費も極力抑えられると考えますし
交換部品の寿命も違ってきます。

オイラが適している思うオイルは定価ではどれも純正より高く、純正オイルが最も安い事になりますが、
最近はネットなどでは良質のオイルがディスカウントされているので間違いないものなら
出費を抑える事ができるでしょう。
また有名ハイグレードオイルでも原産国が本国以外のものは出どこがわからないので
避けた方が無難です。

あと特にスポーツスターのミッションでは純正以外だと正直いいと思える物は1~2種類しかなく
どれも純正と同等かそれ以上の価格です。
スポはクラッチの潤滑も同時に行うのでグレードGL-1以外はスリップの危険があるので
使わないで下さい。

オイラが思うのはそれなりに高い性能を持たされたオイルは価格的にも
それなりにするということです。
バイクを長く乗りたいなら、それなりのオイルを入れていないとエンジンの消耗も早くなります。
あとは乗り方次第かな(笑。
by jyai883 | 2005-05-01 16:59
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