人気ブログランキング | 話題のタグを見る

やっぱり4速スポーツスター 5

昨日はお出かけ前に書いていたので、ちょっと中途半端な感じになってしまいました。
電線関係は、4速スポーツスターの場合多くはグランドアース、つまりボディアースですから、
接点に異物や錆、塗装などがあるとうまく作動しなかったりしますね。
タンクマウントやハンドルマウントにはアーシングがあったりしますし(っと呼ぶには貧弱ですけど)、
いろんな電装品にはアース線がなかったりします。
ウィンカーは1本出し、テールランプは2本出しだし、レギュレーターもメインサーキットブレーカーに
行く線しかありません。

多くの線はカプラ接続で中間に接点を持たない場合が多いのですが、何故かオイラの‘89は、
フロントウィンカーだけ見慣れない接点で中間接続されていました。
まあだからといって日本にはないタイプなので、使いづらいため、そのまま殺してギボシで
接続しましたね。
最初面食らったのはこのカプラ接続で、予備知識のないオイラはウィンカー交換で、切っていいのか
大変迷いました。
まあ今では悩むことなく、ないものはないのでパッツリ切ってしまいますが、交換距離が短いものは
カプラから外して、そっくり交換する方が良いのは言うに及ばないことです。

部品を外しと結構多くの塗装面でスターワッシャーが使われている部分がありますが、
これらもフレームへの導通をとる場合も多く、できれば塗装をはがしておいたほうが良い場合もありますね。
特にホーンやウィンカーの移設の場合は注意が必要です。

オイラの頃にはキルスイッチ問題とコイルの焼損問題ってのがありましたが、
今や伝説ですかね?(笑。
キルスイッチ問題は、イグニッションではなくキルスイッチでエンジンカットをし続けると、
エンジンが掛からなくなると言われていました。
根拠がどこにあるかは知らないのですが、言い伝えとして言われていました。
またイグニッションスイッチをONのまま放置すると電流が流れ続けて、コイルが焼損するとも
言われていましたが、どちらも根拠がわからないまま、言い伝えとして教えられましたね。

まあ4速車の電気は比較的単純なので、大きなトラブルにはつながりづらいのですが、
クラッチハウジングのマグネット剥離による充電不良やバッテリーそのもの劣化による電圧の低下
などは直ぐには問題にならないものの、長期的にはレギュレーターの不良(充電不良やオーバーロード)
の原因になりますから、気をつけたほうがいいですね。
新しいバッテリーなのに、何かトラブルが出る場合は、多くはレギュレーターがすでに故障しかかっている
場合がおおく、最悪は走行中に焼損しますから、出先では自走不能になりかねませんね。

オイラのように結構前から長く乗っていると、スタンドスイッチやギアスイッチなどの安全対策に
違和感を覚えたり、使い勝手が悪かったりしますが、4速車は大昔の教習所で教えていたような、
発進前はスイッチを入れ、Nランプを確認し、クラッチを握ってセルを回さないと危ないことがあります(笑。
4速はギアが入っていても平気でセルが回るので、無人のバイクが飛び出し場合もあります。
まあオイラも2度ほどやってつかみに行ったことがあります。
またクラッチは機構的な問題から、エンジンが冷えているとギアが入ったままだと、クラッチレバーを
握ってもクラッチが切れず車体を動かすことが出来ません。
まあこれも温まってしまうと動くので、冷間時のオイル粘度では固くて動かないのが真相でしょうね。

そういえば4速のウィンカーサーキットは普通のウィンカーリレーで制御しています。
まあ皆さん振動対策に苦慮なさってますし、手に入りやしミツバのヤツは純正の方形と違い、
円筒形なので収まりが悪く、直ぐに故障したりします。
オイラはマウントを内側に曲げこんで絶対抜けないようにした結果、寿命は延びましたが、
振動によりバイメタルがマウントごと外れるらしく、接触してスパークし外郭に穴が開いていたのには
驚きました(笑。
まあこれは各自工夫の上でフローティングマウントするのが適切です。
by jyai883 | 2010-08-25 08:53
<< やっぱり4速スポーツスター 6 やっぱり4速スポーツスター4 >>