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やっぱり4速スポーツスター 3

今日はフェンダー辺りから行ってみましょうか。
前述の通り、フォーク間の内寸は同じなので、35φのショベルから39φのエボ以降も、Fフェンダーが
共用できるのは面白いですね。
フルフロントフェンダーからストレートステーのナローフェンダー、そして90年代後期から採用になった
ステーが外に逃がしてあるタイプまで、共用です。

フロントのタイヤサイズ100ってのが微妙な数値で、太目のエイボンだと絶対ステーにタイヤが
接触してしまい、あまり具合が良くないのでエイボンの場合のみ90サイズに落とすことを
勧めますが、他のメーカーではあまり聞かないですね。

また全天候型のツーリングライダーには、クラシックなフルフロントフェンダーがお勧めで、
撥ねまくるナローフェンダーと違い、ウェット走行での効果は絶大です。

リアフェンダーは変化がありませんが、‘90だけ5速と共用のラウンドデザインのフェンダーストラット
ですが、それ以前は連綿と続くショベルデザインのものですね。
正規か正規じゃないかで細かい装備に違いが見られ、正規の場合Rウィンカーはポストステーで後端に
持っていかれてますが、正規でないもの(実はこいつが本当のドメスティックなのですが)リフレクター
直後にウィングステーでマウントされています。
まあ日本仕様は、代理店のバルコムの要求で、全車レースホイール、Rウィンカーも変えられ。
ウィンカースイッチもタップ式の物に変えられていましたが、20年も経った今では、判別しづらいですね。

後ノーマルマフラーまたはそれに類型するマフラーを装着の場合、リアサスの長さはノーマル+1/2インチ
程度しか着けられません。
何故かといえば、リアのフットペグがリアエキパイに当たってしまうためです。
オイラの場合350を使っていましたが、1200Sマフラーに交換したときギリギリあたり、ペグの振出が
当たってしまったので削った覚えがあります(笑。
まあ2イン1やショットガンなら問題ないし、1名乗車なら関係ないですけど。

フロントフォークに関しては、35φの場合、トップブリッジがテーパー勘合なので、突き出しは出来ません。
もしどうしても突き出したい場合は、社外のブリッジに交換しなくてはなりません。
また39φはストレートなので突き出しできますが、ノーマル数値10mmというのは上端、つまりキャップ
頂上からなので、10mmではキャップ分しかありません。
ただこのフォークストロークは結構あるので、意外と上まで伸縮してしまいます。
内部の変更などをしている場合はそうですが、自分が乗ってるときの実ストロークは確認するべきでしょうね。
オイラが乗ってる状態でフルストロークすると、アンダーから20mmほどまで来ますから、
オイラのセッティング10mm+10mm+ストローク20mmで上から40mm出すとどっつく事になります。
旋回に影響する突き出しは結構微妙ですし、ローダウンと称して大きく突き出すのは危険であると
言うことになります。
体重が軽いからといって、状況次第では平気でフルストロークしますから、この辺は気をつけたほうが
よいでしょう。

全ての4速は35も39も何故かトリプルツリーが黒いちりめんの鋳鉄せいですが、39は高年式の
アルミに変更は可能です。
もっとも鋳鉄ツリーはすでに廃番になっていますから、中古以外手に入りません。
フェンダーついでにシートも書いておきましょう。

シートはどんなものでも装着可能です。
とくにシングルシートに関しては、4速5速に関わらず(ただしタンクの大きさをこだわらなければ)
装着できます。
ただし‘95以降のロングシートベースのもの(Wシートとか)は注意が必要です。
フェンダーレールの変更を受けた‘94以降、リアフェンダーの変更を受けているため、若干長さが
違うのです。
気にしなければ付くには付くのですが、物によっては、後のネジで固定すると浮き上がるものが
在ります。
‘99の1200S用のバドランダーをうちの4速につけると、ジャストな位置で押し込むと、リアステーの
長さが足りなくなり、後で止めると(この状態でも前の差込からは抜けない)中間ですこし浮き上がります。

サドルタイプのシングルシートはこの限りではないので、自由に使う事が出来ます。
by jyai883 | 2010-08-23 14:31
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