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古い部品2

そういえば思い出しましたが、‘91と‘92くらいのおミカンウィンカーのフロント用に、リード線が
2本出ているものがあります。
これはフロント専用なのですが、電球はWフィラメントですね。
すべての機種なのか1部の機種なのかわかりませんが、うちのファットボーイはそうでした。
これはテールバルブと同じもので、ヘッドライトをつけると(この時期の車体はイグニッション1段目の
ヘッドランプのジャンプコードを切断している物が多い)、テールランプのようにフロントウィンカーに
5Wフィラメントが付きランニングランプになります。
このランプが方向指示器点滅時消灯しないため、車検では一時殺したりしましたが、最近は特に
言われることは無かったと思います。
違いは電球接点を見ると並んで2つあり、普通に使うには方向指示側だけ生かせばよいのですが、
Wフィラメント球しか使用できないし、生かそうとしても、ウィンカーサーキット以外にヘッドライトサーキット
にもアクセスする必要があります。

‘93までいわゆるXLXフレームはフェンダーレールがなく、リアフェンダーはストラットと呼ばれる支持ステー
でセットされます。
これにより後期のフェンダーレールがあるタイプとは、フェンダーそのもの支持と取り付け位置、
形状そのものが変更を受けたため、厳密には‘94以前と以降ではシートの互換性がないことになります。
しかしその差はわずかなため、1部のものを除き、問題なく使用できるのが事実です。
特にソロシートは問題はありませんが、ベースの長いWシート形状のものは、フェンダーのRがやや
違うため後期のものを初期や4速につけると、位置によっては少し浮くことがあります。
オイラの実験では4速フレームに1200Sの純正シートを載せるとベストな位置まで押し込むと、後の
ステーの位置が前過ぎて足りず、ステーギリギリで止めると、中間がやや浮きますね。
この逆の場合初期のシートを後期につけても特に問題ないのが面白いところです。
ただし4速と5速前期のシートは2・25Gタンクの場合は問題がありませんが、後期ノーマルの3.5G
タンクの場合は全長が長すぎてしまうため、装着できない場合があります。
余談ですが、極初期のソフテイルフレームもフェンダーステーを持たず、ごついストラットが使用されていました。
お陰でこれさえ外せば、後の着脱は楽勝でしたね。
初期のものはスポでも上手に加工してやれば、カプラを外せば、補記類をマウントしたまま、フェンダーを
ごっそり外すことができました。

4速からスポーツスターのタンクコックは4種類存在します。
チビタンクバタキャブの後だし、チビタンクCVの左だし、オプション3.25Gタンク(形状は‘95 1200と同じ)
の右だし(ビッグツインと同じ)。ラバーマウントタンクの下だしですね。
ソリッドのチビタンクは右コック、それ以外は左マウントです。
オプションタンクの右だしコックは、左マウントでフロントプラグ前方くらいに位置しますが、丁度ロッカー
ケースがない部分なので場所的に余裕があり、CRJのタイプ4タンクでもこのコックを使って、この位置に
してもらいました。
ホースは長くなりますが、インマニ上を通せばうまく配管できます。

サーキットブレーカーは、‘97で‘98以降はヒューズが使われますが、4速と同じように30Aと15Aの単純な
4つの組み合わせは‘93まででリアフェンダー上にマウントされます。
それ以降‘97まではより整理された形でフレームマウントになるので、リアフェンダーの着脱が楽ですね。
ちなみに‘98から点火系が変更されるので、互換性はなくなります。
by jyai883 | 2010-08-08 15:02
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