排気音とセッティング1

うちの部屋は幹線道路近くの3階で、家の前は交通量も多いので、いろんな排気音を聞いて
生活していますが、ものが見え無いだけに中々面白いものです。

特に気にするのはバイクだけですが、特にツインエンジンはやはり個性的です。
最近は、野太いテルミの音にカラカラ聞こえる乾式クラッチのドカティはあまり走らなくなりました。
そういえばブルブルシュコシュコのBMWもほとんど走っていませんね。
やはり圧倒的なのはハーレーでしょうか?。

エンジンの特徴やマフラーの選択で音の質は変化しますが、セッティングによっても変化します。
同一マフラーでセッティングを変えていくと、コレが良くわかります。

基本的にノーマル状態では薄めにセットされたハーレーのキャブですが、これは薄いというよりも
抜けの悪いまたはよく消音されるマフラーに合わせているために、そのようにセットされます。

最近は全部インジェクションですからセンサーも含め点火から燃料供給までを制御する
モジュールの書き換えで補正されますが、これはすべてが数値化され視覚化されることによって、
あらゆる状態を目で見ることができる点では、非常に優れた環境だと思います。

実際セッティング者の経験にも寄りますが、乗った感覚と実数値との間では大きく乖離している場合が多く、自分がベストと思っても、ベンチに乗せたらノーマルよりパワーダウンしていることは
よくある話で、レースではないからそれほど数値を求めることは無いものの、公道ではあらゆる回転数であらゆる速度域での走行を行うため、どこか突出する感覚に捉われやすいものです。

さてセッティングには幅がありますが、極端に薄いときの排気音には金属音が混じることは良く知られています。
シャラシャラした音やチキチキした音が聞こえてくるし、全体的には甲高い音です。
目で見る上では排気口のカーボンが極端な場合はつかないか少ない量しか付着せず、色はグレーに
近いか白っぽい黒の場合が多いと思います。
同じマフラーでも音が大きく感じることもあるでしょう。

多くの場合はマフラーだけ換えるとこんな状態ですが、一概にコレが悪いかといえばそんなことも
ないとオイラは思います。
キャブ車の場合、極端にセットが薄い状態の年式で無い限りは、排気と消音が適度にバランスした
マフラーをつけると変えただけでパワフルにフィーリングが変わります。

それまで吐けないことで、吸えなかったエンジンの状態が改善されるため、それなりにちゃんと
吸気もされるようになるので、燃焼の状態が改善されるからです。
もっとも適正な状態で空気が吸えるようになると増えた空気量に対する混合されるガソリンの量も
変化しますからベストを追いかければ確かにキャブのジャッティングは必要になりますが、
特にエボの場合はちょいと薄いくらいのほうがよく走るので、その辺はオーナーのニーズによって
選択すべきだと思います。

スポの場合燃費は30km前後だったりしますし、プラグが7番通年だったりしますが、オイラは
気を使わずに乗り倒すのであれば、この辺がもっとも乗りやすいのではと考えます。
実際ポン付けで調子が上がる年式や調子の出る排気システムは少ないのですが、純正で#165以上のMJをもつ883や#190以上の1200ならそれでもよいかもしれません。
音はやや大きめですが気になるほどではないでしょう。
ハイ気温規制ではギリギリかやや大きいかもしれませんが、これは適正な消音システムを備えての状態で、直管は論外ということになります。

そこで更に歩を進めジェッティングに手出す方が多いと思いますが、ダイノなどのキットでチャートに
従えば比較的簡単にセットが出せます。
このときすぐ気がつくのは、排気音の変化だと思います。
燃焼が適正な範囲になると、音もやや低く金属音も消えてきます。
同じマフラーでも違って聞こえるわけです。
話が最初から相当脱線してますが(笑、吸気が適正、排気が適正である場合、ジェットキットを
チャートどおりに組むといとも簡単に結果は出ます。

調整範囲はせいぜい前後に#5くらい、もしこの範囲に落ち着かない場合はいずれかのバランスに
問題があったり、排気システムの特性に左右されたり、吸気に問題がある場合がありますから
ご注意ください。
この場合は大体ジェッティングだけでは解決できません。
オイラもCRJで初めて独立管をつけて思ったのですが、1200Sのシステムや2イン1スパトラ
に比べるとトルクの出る回転が高く、且つ直線的に出るため、前記のシステムより中低速は
弱く感じます。
回ってしまえば遜色ありませんが、町乗りなどの状況ではやや走りづらい側面もあります。
音もやや大きめな状態で、どちらかといえば回して何ぼなので、その辺は理解したほうが
よいと思います。

またセッティング的にはやや濃い目のほうがトルクフルに走りますが、回転の上がりは遅く
低くなる場合もあります。
っと言っても全開域の話であり、ノーマルカムではそこから先はどっこいどっこいなので、
使用範囲が限定されればそれはそれでいいでしょう。
数値的にベストな状態が、フィーリング的なベストではない場合があることも良く知られています。
実数値的にはもっとも最大出力が出やすい状態はやや薄めですが、このときのフィーリングは
なんとなく物足りなく感じることがあります。
実際ベンチ載せるとベストだと思ったフィーリングではやや濃い目で、数値的に劣る場合もありますが
コレなどは上記と同じ理由です。

しかし燃焼が適正範囲にあるときの排気音は軽く乾いた感じに聞こえます。
音質はそのサイレンサーによって違いますが、排気音そのものはそれほどうるさく感じることも無く、
回転の低いハーレーではその鼓動が良く感じられるものです。
マフラーによっては、走行中自分の音が聞けず物足りないと思うこともあると思いますが、
よく消音されたマフラーでは、そんなこともあります。

排気音の音質は当然そのサイレンサーに左右されますが、どんな音がするかはセッティングに寄っても
変化するので、うるさいかうるさくないかという感覚的なものも変化していきます。
[PR]
by jyai883 | 2010-05-06 11:28
<< 排気音とセッティング2 5/5こどもの日 >>