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トライ&エラー(改訂版)

不注意で前記事を削除してしまい、折角トラックバックしてくれたEJさんには大変申しわけなく
思います。失礼しました。

結局昔は専用部品といわれる物が少なく、所謂ユニバーサル品がほとんどだっため、
それをつけるためのアイディアや発想が重要だったわけで、それを養うためには
創意工夫が必要なわけですが、常にどうすればいいかという発想の連続であり、
そのためにはある程度の場数は必要であり、経験から来る見通しも必要ですから
決して失敗という結果を得ても、無駄にはならない訳です。

ある程度付きづらい部品を付けていくわけですから、仕上がり、安全性、機能性は十分
考慮しなければならないし、気をつけないと汎用ステーを多用したやっつけ仕事に
なりやすかったり、配線時の安全性や交換性、整備性なども考えなければなりません。

最近は整備やメンテナンスに対する情報は、ネットで簡単に手に入りますが、
そこに書かれていることは単一な答えの場合が多く、そこまでの過程や必要な加工が
考慮されてない場合も多々あるので、そのような情報を鵜呑みにするか情報として
捉えるかにはある程度の経験が必要です。

最近はハーレー用の国産パーツも増え、専用とされるものはほぼ無改造で装着できるのが
当たり前になってしますが、プラモデルではないし、実際に命を預けて乗るのですから
安全性などの考慮は当然必要でしょう。

オイラみたいに少ない情報の中で、トライ&エラーでやっていると付く付かないの前に
どうしたらつけることができるか考えます。
全く違うものを無理やるつけるようなことはしませんが、ある程度汎用性の高いものは、
やり方次第で付けられるし、他車の部品流用などをする場合は必ず考えなければならない
ことですが、要するに視点ををドコに持っていくかで物の見え方変わるので、いろいろ考察
することは重要なことです。

特にハーレーというバイクは、良く見るとすべての車体で多くの共通パーツをもち、
また共用性の高い部品で構成されているため、他車流用はやりやすいです。
ハンドルだけで言えば、すべてのハンドルはすべてのモデルと交換可能だったりします。
ただそこで考えなければいけないのは、では違うところはどこなのかと言うことです。

例えばブルパックの車体にドラッグバーをつけるとどうなるか?と考えれば
そのままつけたときに起こるであろうと思われる問題は、クラッチワイヤーの長さの相違、
スイッチワイヤーハーネスの長さの相違、装着時のタンクとのクリアランスなどを考えなければ
なりません。
付けたいと思ったパーツをつけたときに生じるであろう問題の予測は必ず必要なことです。

また先に可否の予想をすることもできます。
エボエンジンだったビッグツインはエンジンがすべて同じだったため、専用といわれたマフラーの
ほとんどは社外も含め共用できました。
もし付かないとするならば、それは後についているツールバックによるもので、他のスポーツモデルでは
まず間違いなくつけることができました。
ただしコレはエンジン側だけに言えることで、ステーは製作しなければなりませんし、
FXRにソリッドステーのものをつけるときは、ラバーをはさんでフロートしなければならない事は
当然考慮すべき点です。

何をどうするか、どうすればいいのかは実作業を通して考慮しなければなりませんし、
モデルが変われば当然観点も変わるのですが、考え方まで変わるわけではないので、
十分考えさえすれば大きく間違うことはありません。

作業を通して失敗してしまうことは少くないのは事実ですが、結果として得た失敗は
決して無駄なことではなく、作業の可否や見通しなどの判断には必要なことですし、
必要のないこともしないで済むようになることですから、トライ&エラーの繰り返しは
経験という財産を積む上では必要なことでしょう。

たまには作業失敗からくる余分な出費が出る場合もありますが、オイラは授業料だと思っています。
by jyai883 | 2010-03-14 12:14
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