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スポーツスターのススメ 3・5

3で書いた国産云々の部分は、オイラの勘違いもあったため消しました。
国産は常に時代の先端性能を目指し、常に変化し続けることを求められてきたのだと思います。
スポーツスターの継続性は、逆に変わらなさなのでこれと全く逆行することになります。

スポーツスターが登場した時代。
50年代の終わりごろの道路状況は、まだまだ未舗装の道が多かったでしょう。
これは日本もアメリカもさほど業況は変わらなかったと思います。
ヨーロッパのように石畳から始まる舗装路の文化を古くから持っている地域と違い、広大な土地を
完全舗装するのは無理な話ですから、スポーツスターからは土の香りがします。

時代的にこの頃のモーターサイクルは、同一モデルでオンオフの機能を持たされることが多かった
時代ですが、スポーツスターのコンセプトもこの頃に遡ることができるため、返ってその中途半端さが
広い汎用性を持たせていると思います。

ドチョッパーからロードレーシング、トラッカーなどさまざまなカスタムの側面をもつ秘密は、生き残った
その中途半端さからくるのでしょう。

用途はライダーが決める。

このバイクに乗るものが、このバイクの行き先を決める。
シンプルな素材として存在する数少ないバイクではないでしょうか。
だから乗っても、イジっても楽しいのでしょうね。
by jyai883 | 2009-12-15 15:54
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