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スポーツスター馬鹿2

スポーツスターを走らせていてネガティブに感じた事は、腰高感、足回りの落ち着きの無さ、路面ショックの
吸収の悪さ、前後のアンバランス、接地感の薄さ・・・。

オイラが初めてスポーツスターを乗り始めたとき思った事です。
まあずっと言ってますが、20年前のスポーツスターは全く持ってアメリカ的なセッティングで、明らかに硬い
そしてトレッドが平面に近いタイヤ、柔らかく落ち着かないサスセッティング、合わないポジション、
効かないフロントブレーキが原因だったので、タイヤを換え、サスは入れ替えセッティングしなおし、
ポジションをいじってなるべく合うようにすると・・・。

タイヤの変更により路面からのキックバックは柔らかくなり、落ち着きの無さも消え、サスにより接地感や
前後の感じも判りやすくなり、ポジションをあわせることで重心も理解しやすく、腰高感も消えました。
今でもたまにこの腰高感は感じる事がありますが、このときは自分でポジションを崩していたり、
変な乗り方をしている時なので、自分をチェックする時に役に立っています。

昔、全くのノーマルで購入後1月で転倒したとき、実はスポーツスターの面白さを垣間見ました。
家の近所のチョイ走りをしている時、交差点で軽く逆モーションで振り込んで、すっとインに肩を入れると
クルっと向きを変え、そこでスロットルを開けてやるとグイっと曲がるのです。
面白くてうちの近所の環7周辺の交差点をクルクル回っていましたが、最後に鋭角の交差点に飛び込んだ
時、リアがグリップを失って転倒しました。

平らで硬い純正タイヤだったので、限界は突然にやってきます。
転倒後左ステップを軸にくるくる回っているバイクに走りよりストップスイッチでエンジンを切り、
直ぐ交差点から押し出ててチェック。
左レバーホルダーは割れ、レバーエンドは削れ、ステップラバーもボロボロ。
っガしかしそれだけでした。
当時レバーは1月掛かりましたが、それより何よりいきなりタイヤ交換決定!でエイボンのロードランナー
にチェンジ。
コイツは比較的ダルなので、神経質なソリッド感も消えしっとり落ち着きこのままでもいいかもと思いました。

その時はそれで終わったのですが、そのうち回せるようになり、吸排気もいじり始め素性が明らかになり
始めると物足りなさもと共に、再び垣間見る事になります。
今時逆モーションで振り込む人は余り見ませんが、19インチ全盛の70年代くらいまでは結構振り込むのを
見ました。
実際やってみると舵角も付きやすく、倒しこみのきっかけも掴みやすい、インへの体重移動もタイミングで
しやすいし意外といけます。
そしてブレーキングの大切さも理解できます。

国産だとそっちを向くだけで勝手に曲がっていく感があるし、オイラがスポに乗り始めた頃は16インチ
全盛の頃ですから、曲がる事はそれほど頭に無かったので、正直最初は曲がると言う行為を
当たり前に考えていたオイラにとっては、ちょっとしたカルチャーショックでした。
改めて曲がる事、曲げる事を考えなければいかなかったときかもしれません。

でもしばらく意識しないと忘れちゃうんですよね(笑。
今まで何回も考え直し、やり直しをしてきましたが、スポーツスターで曲がる楽しさを覚えてしまうと
できない自分がもどかしい時があります。
以前はコケテも治せばいいやと思っていましたが、今更カスタムしてしまった車体を再度作り直す
根性も無く、最近は上手く乗るより、丁寧に乗ることを心がけています。

しかし最近はすっかりヘタクソになりました(笑。
もう1度丁寧に基本動作をやり直しているところです。
by jyai883 | 2009-03-17 19:49
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